先日『堂本ルール』という作品を紹介しました。
参考記事:『堂本ルール』金のない主人公がネカフェ難民から成りあがる過程がおもしろい!! - エンタメなしでは生きてけない!!
この作品は、ネカフェ難民の主人公がその頭脳と行動力でどんどん成り上がっていく過程を描いた話です。そんで、読んでると「これけっこう役に立つこと言ってるんじゃないか?」って箇所が多々ありましてね、ぜひこのブログの読者さんたちと共有したいなぁと思ってこの記事を書いてるわけです。
そんなわけで今回から何回かにわたって、この堂本ルールから僕たちの生活に活かせることを共有していきたいと思います♪
今回は『人から信用を得るための方法』です。
人から信用を得るにはどうすればいいか?
本題に入る前に簡単に本作のあらすじをサラッとおさらいしておきます。
主人公の堂本は日雇いの仕事をしながらネカフェで生活をする日々を送っていました。そこで、出会ったのは同じくネカフェ難民で食いつなぐ浜田山。
彼らは日雇いの仕事にあぶれ公園で時間をつぶしていたところ、「自分は霊が見える」というおばあさんと出会います。
堂本はこのおばあさんとの出会いからあるアイディアを思いつきます。堂本曰くそれで「月100万円稼ぐシステムが作れる」とのこと。ではいったいそのアイディアはどういったものなのかというと、おばあさんを天女『マダム島田』ということにして、彼女に悩める人の相談にのってもらうというサービスを提供することなんですね。
ただ、ここで大事なのはその相談者からお金を取らないということなんです。ここで、例えば悩める相談者の弱みに付け込んで「○○十万」と買ってお金を貰っちゃったら一気にきな臭くなってくる。詐欺的な感じがしますよね?でも、堂本はそれをやりません。この相談サービスでお金を得ようと考えてはいないんです。じゃあ、彼はマダム島田の相談サービスで何を得ようとしているのか?それは「信用」です。
もとから相談者の
人たちからお金を
取ろうとなんて思ってないもん
相談者の人たちから
もらうのは
お金じゃなく・・・
信用
引用元:『堂本ルール』p69 著者 阿部 秀司 秋田書店
マダム島田はガチで善意の人なので、相談者からお金を貰おうとしないんですよね。2時間とかひたすら親身になって相談にのってくれます。つまり、相手から何かを得ることばかり考えていたり、奪い取ろうとするのではなく「自分が与えまくる」ってことを自然と実行してるわけです。
これすげぇ大事なことでね。相談をする立場の人間からすると「えっ?これだけ親身になって相談にのってくれてしかもお金ももらおうとしないの?この人メチャメチャいい人じゃないか」ってなるじゃないですか。ちょっと感動するわけです。で、この日といい人なんだと思うわけ。つまりそこで信用が得られるということです。
堂本はこのマダム島田の相談サービスで得た信用を使って、それをお金に換える仕組みを構築していくんですね。
そんなわけで、もう答えは出たようなものです。そう、信用を得るには「与えること」をまず考えればいいわけですね。あっ、とはいってもただ何でも与えればいいってわけじゃありませんよ。相手にゴミを与えても信用は得られないわけで、重要なのは「相手に価値があるものを与える」ということです。
マダム島田の場合は「相手の悩みに対して親身に相談にのること」で、相談者の気持ちが楽になったり、前向きになるという価値を与えました。では、あなたは一体どんな価値を人に与えられるでしょうか?ちょっと考えてみてください。
ちなみに、人に価値を与えるということに関して難しく考える必要はありませんからね。マダム島田だって、言ってしまえば「ただ人の相談にのっていただけ」ですから。別に難しいスキルを用いたわけじゃありません。つまりスーパーマンじゃない普通の人でも与えられる価値はたくさんあるってことです。これはぜひ覚えておきましょう。
「誰にだって人に価値を与えることができる!!」
まとめ
そんなわけで、今回は漫画『堂本ルール』から人から信用を得るための方法について学んでみました。
今でこそやれ、信用経済とか与えること、giveが大事だなんてことを言われてますが、2009年に出たこの作品にそうしたことが書かれているとは思わなくて、久々に読んで驚いてしまいました。当時は信頼を得る方法とか考えたこともなかったからスルーしてたけど、今思うとこのマンガ学べることがたくさんあったんだなーと感心しております。
本作には他にも生きていくうえで役に立つ知識や使える考え方が描かれているので、また今後もちょこちょこと紹介していきたいなと思ってます(^^)
それでは今回はこの辺で。