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【アマゾンプライム】『ザ・ボーイズ』単なるスーパーヒーローものじゃない!?下品さやグロさ、社会への皮肉もたっぷり込められた作品

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アマゾンでしか観ることのできないアマゾンオリジナルのドラマ、『ザ・ボーイズ』のシーズン1を観ました!

 

 

前々から気になってたんだけど、普段あんまりドラマを観ない方なのでなかなか手が出ずズルズルと来てしまったのですが、予想以上に面白かったので紹介しようと思います!

 

あらすじ

ヒーローたちが市民権を得て活躍する世界。ヴォート社は200人を超えるスーパーヒーローを抱え、その中でも特に最高のヒーローとされる「セブン」のメンバーを雇って、グッズや映画などで莫大な利益をあげています。

 

家電店で働く青年ヒューイは恋人のロビンとの結婚を考えていました。しかし、そのロビンはヒューイの目の前でスーパーヒーロー「セブン」の一員で、超高速で移動する能力を持つAトレインに衝突され命を落としてしまうのです。

 

打ちひしがれるヒューイはビリーという男と出会う。ビリーは富と名声におぼれたヒーローたちの打倒を目指す「ザ・ボーイズ」のメンバーにヒューイを勧誘します。ビリー自身はセブンのリーダー格であるホームランダーに対して怨みを抱えていたのです。

 

反省の色が全く見えない、Aトレインとヴォート社の態度に怒りを覚えていたヒューイは、ビリーの仲間となりヒーローを倒すために活動を始めます。ヒューイたち「ザ・ボーイズ」は驚異的な能力を持ったヒーローたちに、どのように立ち向かっていくのでしょうか。

 

※ここからはネタバレありになります。

 

感想

ヒーローを通じて描かれる様々なものへの皮肉

本作ではヒーローたちが主役ではなく、ヒーローたちに復讐をしようと考えている者たちが主役です。ヒーローたちはむしろ、権力、富、名声などを手に入れて腐敗したグレーな存在として描かれています。

 

すごい力を持ったヒーローたちにどうやって対抗するか。それ自体も面白いのですが、なんといってもこの作品を通じて描かれているのは社会にある様々なものへの皮肉です。

 

選ばれしスーパーヒーロー集団セブンのメンバー。彼らは表向き正義のために活動し、犯罪者を捕まえたり人助けをします。また、ヴォート社に所属しCMやテレビに出演するなどし日々イメージアップにも邁進。そのため世間の人たちからは憧れのまなざしと尊敬の念を集めています。

 

ところが蓋を返せばヒーローたちは世間から見える品行方正な姿とは大違い。メンバー内でセクハラありパワハラあり、市民を守るよりも、自分の名誉や欲求を満たすことを優先するなかなかゲスいやつらだったんです。(メンバー内で差はありますが)

 

これって、多分今の社会のいろいろなところにも重なると思うんですよね。例えばアメリカで言えば映画界とかね。ちょっと前にハリウッドでとても権力のあるプロデューサーが女優などにセクハラをしていて告発されたけど、ああいう権力を持っていて表向きは称賛されているような人間が、実は裏では‥‥‥というのを、この『ザ・ボーイズ』という作品では強烈に皮肉っています。

 

他にも宗教、ジェンダー、薬物、企業と政府のつながりなど、作中ではかなり多方面を皮肉ってます。もっと言ってしまえばアメリカ社会そのものを皮肉っていると言ってもいいかもしれません。

 

ですので、ヒーローが戦う単なる勧善懲悪ものを期待するとビックリしちゃうかもしれません。(個人的にはこういう皮肉が込められている作品はとても好きです。)

 

困難や理不尽に立ち向かえというメッセージが込められている

本作の主人公ヒューイの前には「セブン」のスーパーヒーローや、あらゆる手段を使って国の中枢にまで影響力を及ぼそうとするヴォート社が立ちはだかります。彼らの権力、影響力は圧倒的で、その力には国家そのものにすら影響を及ぼすほどです。

 

ヒューイ自身は、どちらかと言えば気弱な青年です。告白したのも恋人のロビンの方からですし、勤める電器店で給料の値上げの交渉すらすることができません。

 

そんな彼が圧倒的といってもいいヒーローや組織と果たして対峙し、立ち向かっていくことができるのか?彼がどのような行動を選択していくのか。まだシーズン1ではありますが、ここから彼が自分の弱さと向き合い成長していくことができるのかも注目です。

 

さらに本作ではもう1人、さまざまな困難と立ち向かわなければならない人物が登場します。それは「セブン」のメンバーの一人スター・ライトことアニーです。アニーはメンバーの一人が引退したのを機に、新たにセブンに加入したメンバーです。

 

当然、彼女自身もセブンに憧れてメンバー入りを果たすわけですが、その現実は彼女が期待していたものとは違うものでした。セブンのメンバーは彼女が思っていたようなヒーローたちではなかったし、ヴォート社も露骨な商業主義を前面に押し出した企業で、アニーにも自分らしさより「ヒーローとして世間からどう見られるか」を押し付けてきます。理想と現実のはざまで自分を見失いそうになるアニー。

 

さらに、物語が進むにつれて、彼女の弱さや子供のころから抱えていた葛藤についても明らかになってきます。彼女はどんな弱さや葛藤を抱え、どう向き合っていったのか。そんなところにも注目してみてみると面白いのではないでしょうか。

 

まとめ

今回はアマゾンプライム限定で観られるドラマ「ザ・ボーイズ」を紹介してみました。

 

2020年4月現在でまだシーズン1(全8話まで)しか放送されていないので、これから観ても十分間に合うかと思います。(シーズン2は撮影が終了してるそう)ただ、Amazonプライム限定なので、観たい時はアマゾンプライムに加入しないとみれないのでご注意を。

 

 

アマゾンプライムは初回なら30日間の無料お試し期間があるので、これを機に加入してみてください。(もちろん30日以内に解約すれば料金は発生しません。)

 

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※本ページの情報は2020年4月時点のものです。最新の配信状況はAmazonプライム・ビデオのサイトにてご確認ください。