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『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』林業って何するの?そんな人でも楽しめる作品!!

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映画を観る目的って色々あると思うんですよね。涙を流して思いっきり日頃のストレスを解消したいとか、美男美女の恋愛にどっぷりつかってキュンキュンしたいとか。理由なんて人それぞれ。

 

僕もいくつか映画を観る理由があるんですけど、その中の一つに「自分が知らない世界に触れたい」っていうのがあります。これは読書にも共通することなんだけど、自分が人生で経験できることなんてほんの一握りでしかないので、それを本なり映画なり何らかのコンテンツを通じて知りたいなぁっていうのがあるんです。知的好奇心を満たしたいんですよね。

 

で、今回紹介する『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』 っていう映画はまさに僕の知的好奇心を満たしてくれる作品でした。

 

 

まずはどんなあらすじなのかざっくり説明。

 

大学受験に失敗した勇気(染谷将太)はたまたま見つけたチラシ(に映っていた長澤まさみ演じる直紀という女性)にひかれて、携帯の電波も通じないような山の中で行われている林業の講習に参加する。無事講習を終えた勇気は中村林業という会社で1年間の実施研修を受けることに。中村林業の先輩飯田(伊藤英明)の家に居候することになった勇気は、決して楽ではない林業の仕事に悪戦苦闘。ヒルやコロコロ変わる山の天候など大自然からの洗礼を受けながらも、少しずつ成長していく。はたして勇気は無事1年間の研修を終えることができるのか?

 

ここからはネタバレアリの感想を書いていきます。

 

 

林業って何?そんなあなたに観てほしい!!

多分、林業っていったいどんなことをやるのかって知らない人がほとんどだと思うんですよ。まぁ、木を切るとか木を植えるとかぐらいはわかるけど、具体的な仕事内容っていうのはわからんじゃないですか。職場は山奥だから直で見ることってまずないし。本作はそういう人が観たら「林業ってこういうものなのか」とその一端に触れることができていいと思います。けっこう驚きますよ。

 

例えば木の切り方一つとっても面白いです。ほらっ、木を切る時って何となくチェンソ—でズバッと一気に切るイメージありません?僕なんかはまさにそう思ってたんだけど、全く違うんですよね。まず、倒したい方向にチェンソ—で切れ込みを入れて、その後逆側にも切れ込みを入れます。で、そのその切れ込みにくさびを打ち込んで斧でコンコンとたたくと最初に切れ込みを入れた側に倒れていくっていう。これ実際に映画を観てると大変ですよ。チェンソ—って決して軽くないし、振動もあるし地面だって整地されているわけじゃないから足元だって不安定です。でも、そんな場所でも慣れたもので実にスムーズに木を切り倒していく。その姿はまさに職人技で『すげぇ!!超カッコいい!!』って感動します。ちなみに、YouTubeには伐採の動画とかも上がってるのでそれ観るとイメージしやすいかと。

 

参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=nWckZF1Vi0U

 

他にも山と言えば自然との戦いですよね。作中でも、いきなり激しい大雨に見舞われたりもするし、ヒルがいて勇気は尻から血を吸われたりするしでもう大変です。夏場の暑い季節から雪で地面が真っ白な寒い季節でも林業は行われます。その過酷さは映像越しにも伝わってくるし、それを淡々とこなしている山男たちのタフさには目を見張るものがあります。

 

あと、個人的にすげぇいいなぁと思ったのが自然の景色とちょっとした食事の場面です。勇気と先輩の飯田がでっかい木の上に登って種を取るんですね。多分想像してるより全然でっかい木なんですけど、結構上のほうまで行くんですよ。正直見ているこっちがハラハラしてしまうぐらい。で、二人の背中越しに見える景色がそれはもう素晴らしい。山一面がバーッと緑なんですよね。わー、これはすげぇなと。もう言葉足らずだけど雄大な自然そのものって感じでね。画面越しでもすごいのに実際にこの景色を目の前で見たら、それはもう感動するだろうなと。あんな景色を見れるのは林業ぐらいなんじゃないかな?

 

後は、大自然の中でご飯を食べたりコーヒーを飲むシーンもいいなぁって思いました。目の前に建物なんてないですからね。見えるのは透き通った川に、緑に染まった山、そしてどこまでもでっかい空。都会のように車の音とか音楽とか人のしゃべり声みたいな雑音なんて一切なし。聞こえてくるのは風がそよぐ音や、ゆるやかに流れる川のせせらぎ。大変な仕事の休憩中で疲れた体と大自然という調味料がミックスされたら、そこで食べる弁当とかコーヒーは言うまでもなく最高でしょ!!勇気がコーヒーをすする表情がまたいいんだ。コーヒー飲むためだけに山行きたくなりました(笑)

 

ちょっと戸惑う!?山村ならではの風習

 

本作の舞台は神去村という山奥の村なのですが、本作ではこの地ならではの風習をたくさん見ることができます。

 

例えば、本作では村の人たちが山の神様を信じていて山に入ってはいけない期間があったりします。古来から山に住む人たちって山には神様が住んでいるっていうのを信じていたというのは、本なりを読んで知っていたわけですけど、フィクションとはいえ実際に映像で観てみると新鮮でしたね。きっと、何世代も下手すりゃ何十世代も前から神様の存在を信じ畏敬の念を抱いている。僕も含めて山に住んだことがないものからすると、ちょっとわからない感覚ではあるんですけど、その昔から脈々と続く風習の場面を見られるのは本作ならではだなと思います。

 

あとは、ちょっとネガティブなことを言えば、良くも悪くも山村というのは閉鎖的だなと感じる場面も。まぁ、都会のように人の入れ替わりはめったにないから、どうしても既存のメンバーたちの結束が固くなるっていうのはしょうがないんですけど、勇気も来た当初はやっぱりよそから来た人という感じなんですよね。それはしかたがないことなんだけども。

 

で、作中ある出来事があって勇気は村人として受け入れられるわけですけど、うーん、その出来事がなかったら少なくとも年寄りの人たちが勇気を受け入れていたのかどうか。もちろん、メンバーに入ればかなり居心地はいいんでしょうけどね。その辺りは村の一員になることって、多分映画で観ているよりも難しいんだろうなぁなんてことを書感じました。それも含めて色々と発見があったことは間違いないです。

 

個性的な山の人たちも必見!!

勇気が就職をした中村林業をはじめ、本作に出てくる人たちは個性の塊といっても過言ではありません。特に笑ってしまうのが伊藤英明が演じる飯田与喜(ヨキ)です。ヨキは仕事に関してはとても優秀なのですが、浮気はするわ乱暴で性格は荒々しいし口は悪いので、勇気は最初メチャメチャ戸惑います。あまりにも破天荒な存在なので「こんなやついないだろ!!」って思わずツッコミたくなるぐらいです。

 

でも、その振り切った感じがメチャメチャ面白い。伊藤英明は背も高くて体格もいいので粗暴な山男っていうイメージにすごくマッチしてます。個人的には勇気が乗ってるトラックに彼が走って飛び乗るシーンは彼のワイルドさをよく表してるのでおススメです。いやっ、ギャグじゃないんだけどすげぇ笑っちゃったもん。遠くからでっかいからだがどんどん近づいてくる様子は「えー!?」ってなると思うので、ぜひ本編でご覧になってみてください。

 

まとめ

今回は『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』を紹介してみました。林業について全く知らない方もそうだし、別に林業なんてそもそも興味がないという方も、笑わせてくれる場面も多くて飽きずに楽しめる作品だと思います。

 

とにもかくにも粗暴な山男を演じた、伊藤英明は必見なのでぜひご覧になってみてください(笑)

 

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※本ページの情報は2019年11月時点のものです。最新の配信状況はAmazonプライム・ビデオのサイトにてご確認ください。