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『オデッセイ(映画)』人間ってすごいってことを再認識できる作品!!

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僕は普段あまり宇宙を舞台にした映画とかってあんまり観ないんだけど。理由はと言われると「うーん、あんまり興味がないから」としか言いようがないんですよね。別に嫌いじゃないんだけど好きでもない、だから積極的に観ることもないということで、宇宙に関連した作品ってあんまり見てこなかったわけです。

 

ただ、最近これじゃあいかんなぁと、もっと視野を広げていかなきゃいかんなぁということでちょこちょこ宇宙を舞台にした作品も観はじめてるんだけど、やっぱり食わず嫌いってよくないっすね。

 

「宇宙おもしれぇ!!」

 

ってことにようやく気付いたというか、気づかされたと言いますか。まだまだ観るべき映画観ていない映画が多すぎるなぁということを最近しみじみと感じております。

 

で、今回はそんな僕に宇宙を舞台にした作品の面白さを教えてくれた作品を紹介しようと思います。その作品がこちら。

 

『オデッセイ』

 

監督リドリー・スコット。主演はマッド・デイモン。火星の有人探査計画にクルーとして参加した マッド・デイモン演じるマーク・ワトニーは火星を襲った大砂嵐によって他のクルーとはぐれてしまいます。

 

クルーの指揮官メリッサと他のクルーたちは状況から考えてワトニーが診断と判断。調査を中止し宇宙船ヘルメス号に乗って地球へと帰還を始めます。ところがワトニーは不幸中の幸いにも生存しており、火星に取り残されることに。

 

資源も食料も少ない中ワトニーは植物学者としての知識を活かしながら火星でのサバイバル生活をスタートさせていきます。果たしてワトニーは無事火星から脱出をすることができるのか?

 

今回はこの『オデッセイ』を観た感想や見所などを中心にお伝えしていこうと思います。

 

※ネタバレありなのでお願いします。

その道を究めた専門家のすごさを再認識できる

この映画に出てくるのは専門家ばかりです。主人公のワトニーは植物学者だし、火星探査に参加した他のクルーたちもそれぞれ高度な能力を兼ね備えています。もちろん、それをサポートするNASAの面々も各々が何らかのスペシャリストばかり。

 

ぶっちゃけ彼らが何をやってるのかなんて素人の僕からしたらよくわかりません(笑)ただ、劇中通して専門的な知識やスキルをフル稼働させて課題をこなしていく姿には「専門家かっけぇ!!」って思わされます。何かの専門を極めた人ってやっぱすごいんです。

 

その代表的なのが主人公のワトニーです。先述したように彼は植物学を専門としていてその知識をフル活用して火星でのサバイバル生活をスタートさせます。でも、こう思いません?

 

「植物学って何の役に立つの?だって火星でしょ?宇宙でしょ?植物育つの?意味ないじゃん?」って(ここまでは思わないかな?)

 

でも、この植物学の知識がワトニーを助けてくれるんですね。火星にいるワトニーに残されたのはわずかな資源とジャガイモぐらい。次にロケットが送り込まれるのはなんと4年後。それまで食料を確保しなければなりません。では、どうするのか?そこいっちゃうとつまらなくなるのであえて言いませんが、「おぉ、そういうことか!」というやり方でワトニーは食料を増やすことに成功します。ちゃんと植物学が役に立ってます!

 

他にも物語のキーマンになるとある人物がいるんですが、その人物の専門的な知識もワトニー救出の際のキーポイントになります。専門家ってすごいなってことを感じられる作品だと思います。

 

人間同士が協力することのすばらしさを描いている!

先述したように本作では各々の専門家たちが自らの知識や経験を総動員している姿を見ることができます。ただ。宇宙っていうのは僕らが想像している以上に厳しい。

 

「宇宙は協力的じゃない」

 

とあるシーンでこれはワトニーが言うセリフですが、まさにその通りで宇宙は人間に対してまったく寄り添ってくれない。むしろ、油断するとあっさり命を奪われるのが宇宙空間であり火星という場所です。いくら能力の高い人間でもできることに限界はあります。

 

ここで本作の人々はどのような行動をとったのか?そう、協力です。協力することでワトニーを救出するというとてつもなく難しい課題を乗り越えようとする。

 

それはロケットのクルーたち同士の協力や、ワトニーと地球にいるNASAの職員たちとの協力からやがて国と国との協力にまで発展していきます。

 

じゃあ、どこの国が協力したのか?まさかまさかのアメリカと中国ですよ。途中、補給線の打ち上げが失敗してアメリカとNASAの力だけではワトニーを救出が難しくなった時、協力を申し出たのが中国だったんです。

 

いやぁ、まさかの展開ですよね。2019年の現状の両国の関係性をみたら「難しいかもなぁ」って思うかもしれないけど、劇中では両国がワトニー救出のために協力関係を結びます。個人的にはロケットにアメリカと中国の国旗のマークが刻まれてるのを見た時は、ちょっとウルっと来ましたね。

 

そんできっとこれって今の現実社会にも当てはまることなんだよなって。今の社会でも宇宙空間とまではいかなくても、難しい課題が山積みでそれって一つの組織や国だけじゃあどうしようもなかったりする。でも、それが国と国と、もっといっちゃえば人類みんなで協力することができれば、その課題ってクリアできるんじゃないの?なんて思うんです。

 

ワトニー救出のためにアメリカと中国という大国同士が互いの利益を度外視して協力をする。うーん、難しいかもだけどそんな未来が来てほしいと本作を観ながら思いました。

 

まとめ

というわけで今回は『オデッセイ』という映画の感想を書いてみました。

 

他にも美しい火星の風景や、宇宙空間でのハラハラシーンなど見どころはたくさんあります。その一方でものすごい衝撃的な何かが起こる作品なのかと言われるとそうではない気もするし、中にはちょっと物足りないと思う人もいるかもしれません。

 

ただ、個人的にはグッとくる場面も多かったし、「人間すげぇじゃん!もっと協力すればできることあるじゃん!」と思える、それこそ人間の可能性とか人間のいい部分を再確認できる作品だったと思うので興味がある方は是非ご覧になってみてください!!