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『シン・ゴジラ 政府・自衛隊事例対処研究』を読んだ感想を書いてみた!!

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今回は映画『シン・ゴジラ』に関連して面白い本を紹介します。『シン・ゴジラ 政府・自衛隊事例対処研究』という本です。

 

『シン・ゴジラ』といえば、総理大臣や各省の大臣、官僚、自衛隊などの意思決定や連携について綿密に描かれている作品なわけですが、なぜあれほど細かい部分まできちんと描かれているかというと、防衛省や自衛隊が実際作品作りに協力しているからなんですね。だから、出てくる武器とか戦車とかの乗り物の名前もバンバン出てくるし、政府内の非常に細かいやりとりなんかも描かれています。

 

で、この本はそんな『シン・ゴジラ』内で描かれていた政府の動きの整合性だったり、自衛隊がゴジラに対して使った武器の威力や作戦の意図などを軍事ライターやジャーナリスト、法律の専門家などが開設していくという内容になってます。

 

※補足しておくと映画の製作者が描いたものでもないし、公式から出されたものでもありません。

 

シン・ゴジラに出てくる専門用語を解説してくれる

『シン・ゴジラ』を観た人がある人はわかると思うんだけど、この映画ってメチャメチャ専門用語が多いんですよね。役職やら法律やらもう漢字ばっかり出てきて、一回目見ただけだ、正直ついていくのが精いっぱいというか、用語の意味に関してはほとんどわけがわかりません。そんなに作中で説明もしてくれないし。

 

例えば本作ではゴジラに対処するために自衛隊の人たちが役職付きで次々と登場するわけです。統合幕僚監部とか統合幕僚長とか統合幕僚副長とかは、まぁなんとなくわかるけど、東部方面部隊とか東部方面総監が統合任務部隊司令官を兼任してたりとか。(書いてる僕がわからなくなってきた)漢字多すぎってツッコミを入れたくなりますね。というか、ツッコミ入れてた人多かったんじゃないかな?

 

本書ではそういう専門用語について丁寧に解説してくれています。役職に関しては時にその関係性を表す図までつけて。なので、映画観ただけではよくわからなかった部分も、「あー、あの人たちってこういう仕事しててそういう関係性だったのね」っていうのがわかるようになります。映画始まっても内容うんぬんの前に、その用語の意味とかがチンプンカンプンだらけだとやっぱり映画って面白くないんですよ。ある程度分かってた方が、つっからずスムーズに話に入っていけるわけです。そういう点で、本書を読むことで『シン・ゴジラ』に出てくるよくわからない用語なんかをざっくり理解できるようになるし、それによって話自体をより楽しめるようになるのではないでしょうか。

 

自衛隊の武器の強さがどのぐらいなのかをイメージできる

シン・ゴジラには自衛隊が保有する武器がたくさん出てくるわけですけど、じゃあ実際その武器がどういう特性持っててどのぐらいの威力があるのか?っていうのわからないわけですよね。まぁ、今の時代ググれば出てくるんでしょうけど、別個に検索するのはめんどくさいっちゃめんどくさい。

 

その点、本書にはシン・ゴジラで使われた武器だったりヘリや戦車の特性なんかがまとめられてます。劇中どの場面で使われてゴジラに対してどうだったのかの説明も加えながらなので「あー、あの場面で使われてた武器ってそのぐらいの威力なんだ」というのが、すんなり頭に入りやすいのかなと。

 

例えば、ゴジラが日本に二度目の常緑を果たした際に決行された『タバ作戦』では最初戦闘ヘリによってゴジラを攻撃しました。そのヘリが放ったミサイル攻撃の威力ってどのぐらいだと思います?もちろんミサイルの種類によって多少威力は違うんだけど、どっちも戦車を破壊することができる威力なんですよね。戦車ですよ、戦車!あの、メチャメチャ硬そうな戦車を破壊できる威力できちゃう。にも、かかわらずゴジラはいくらくらっても無傷なんですよ。ちょろっと血が出ましたみたいな描写もない。(多分)つまりかすり傷すら負ってない。そうなると「戦車壊せてもゴジラはダメージ食らわねぇんだ!!すげぇな!」ってなるじゃないですか。これによってゴジラの強さっていうのもより具体的になるので、さらにその凄さを実感できるわけです。

 

他にも本書にはシン・ゴジラに登場する武器や戦闘機、戦車などについてはしっかり解説されてますし、実際に行われた作戦の意図とかその辺りのことも書かれているので、この本読んでみるとさらにシン・ゴジラの世界が楽しめるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回は『シン・ゴジラ 政府・自衛隊事例対処研究』という本を読んだ感想を書いてみました。僕は武器マニアでもないし、戦闘機とか戦車とかもそこまで興味はないのですが、そんな僕でも楽しみながら読める一冊でしたし、この本を読むことでよりシン・ゴジラという作品への理解も深められるのではないかと思ってます。興味がある方は是非ご覧になって観てください。