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『トーキョー無職日記』から学ぶ、行き詰った自分を変えるための方法とは?

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先日感想を書いた『トーキョー無職日記』という作品があります。

 

 参考記事:『トーキョー無職日記』大学を辞めて無職になった青年の奮闘記!! - エンタメなしでは生きてけない!!


この作品の主人公のハルオは、大学に通うも引きこもり状態になり、しまいには大学を中退してしまいます。その後上京したハルオは様々な人との出会いを経験し、少しずつ成長していきます。

 

正直最初のハルオはかなり頼りないし、情緒不安定で「大丈夫かなぁ」という感じなんですよね。頑張って上京したのはいいものの、自信もない状態。でも物語が進むにつ入れて少しずつではあるけど、周りからも認められていき、自信もついていく様子を見ることができます。

 

で、僕はこの作品を読みながらこんなことを思ったんですよね。

 

「ハルオがここまで変わることができたのはなぜだろうか?」って。ほら人ってなんやかんやでなかなか変わるのって難しいと思うんですよ。長年染みついた考えもあるし、人を変えるのって本当に難しいと思うわけです。でも、作中のハルオは明らかに変わったわけです。

 

その違いはどこにあるんだろうと?そう考えた時に、だいぶ前に目にした経営コンサルタントの大前研一さんという方が言っていた「人間が変わるための3つの方法」なんです。

 

参考記事: 大前研一さんから学ぶ、人間が変わるための3つの方法とは??

 ハルオは無意識に人間が変わるための方法を実践していた?

大前さん曰く、人間が変わるための方法は3つあるそうです。それは

 

  1. 時間配分を変える
  2. 住む場所を変える
  3. 付き合う人を変える

です。

 

まずは時間配分を変えるからです。ハルオの場合、そもそも上京する前はほとんど部屋に引きこもっているような状態でした。それが上京してからは友達の紹介で入った会社でバイトをし、イラストも描くようになるわけですから時間配分はガラッと変わったわけですよね。これはとても分かりやすいと思います。何もない無の状態から何かを始めればそれはわかりやすい変化を生み出します。

 

で、2つ目の住む場所を変えるについて。大学を4年でやめたハルオは、両親に借金をして上京することに決めます。住む場所が変われば当然周りの環境も変わりますよね。東京には、高校時代の友達の「イマっち」やネットで知り合った「イラストレーター志望のイタガキ君」なども住んでおり、住む場所を変えたことで彼らと交流を持つことができるようになりました。

 

そして、それが3つ目の「付き合う人を変える」につながっていきます。大学時代のハルオは入学当初こそ多少人付き合いもあり、買い物などを楽しんではいました。ですが大学の終わりごろは家にこもりがちになり当然人付き合いもほとんどなくなるわけです。そもそもあまり人付き合いがなかったといえます。

 

その後、上京して都内に住むことで、先述した友達のイマっちやイタガキ君、その他にも仕事やプライベートでたくさんの人たちと知り合うことになります。明らかに付き合う人たちが変わったんですね。それによりハルオは仕事を紹介してもらったり、新たな人との出会いにつながったりと恩恵を受けることになるわけです。

 

さらに、イタガキ君やイマっちをはじめハルオの周りには、自分のやりたいことにすごく正直で、そのための努力も惜しまない人たちが多いんですよね。そんな人たちにアドバイスをもらったり、近くにいてもらうことでハルオも刺激をもらってそれが次に進むための活力になったり。

 

ハルオは無意識にこれらのことをやっていたわけですけど、これ「今なんか停滞してるな」っていう人とか「今の自分から変わりたい、成長したい」って考えてるけど、どうしたらいいのかわからないっていう人にはめちゃめちゃ参考になるんじゃないでしょうか?

 

まずは一つ変わるための方法を実践してみては?

多分、大学時代のハルオのように部屋で「人間やめよう」「もう生きていたくない」と思い続けても何も変わらないんですよ。(その時間は無駄じゃないけどね)そうじゃなくて今回紹介した「人間が変わるための方法」を実践してみてはいかがでしょうか?

 

まぁ、いきなり3つやるのは難しい気もするので、まずどれか1つやってみると。人間っていうのは基本的に変化を恐れる生き物ですからね。大きく変えようとするとストレスもでかいと思うので、まずは小さく始めてみることです。

 

例えば「時間配分を変える」なら、今まで夕食後はひたすらゴロゴロしながらテレビを見ていたところを、興味のある分野の本を読んでみるとかね。まずは1時間テレビ見ていたのを半分は別の活動に費やしてみるとかでもいいでしょう。それを毎日繰り返していけば、多分半年とか1年たった頃には何かしら変化が起きているはずです。

 

読書をし続けたなら知識はたまるだろうし、絵を描き続けたなら画力の向上や、絵を描くスピードが上がりますよね。そういった小さなことの積み重ねが結果的に人を変えていく気がします。

 

まとめ

そんなわけで、今回は『トーキョー無職日記』から行き詰った自分を変えるための方法について学んでみました。まとめると

 

  • ハルオは大前研一さんの「人が変わるための3つの方法」を実践していた
  • 具体的な方法は、時間配分を変える、住む場所を変える、付き合う人を変える
  • 今の自分を変えたいと思う人は、まずどれか一つをちょっとだけでも実践してみよう

という感じです。

 

人はいきなり変われません。ましてや僕も含めて多くの人は怠けるのが好きだし、変化を嫌うわけですから、「自分の意志だけですべてを変えてやるんだ!」とするのはハードルが高いでしょう。

 

それよりも、僕たちはハルオの行動を見習うべきです。作品を読んでもらうとわかりますがハルオは決して特別な人間ではないと思います。でも、変わるために時に小さく時に大胆に行動を起こしました。状況をするなんて言うのはまさにその典型的な例ですよね?

 

何かを変えたければ、まずは小さくてもいいので動いてみること。そんなことを久々にこの作品を読み、ハルオが成長していく姿を見ながら学んだ気がするし、ぜひ今この記事を読んでいる人にも参考にしてもらえればななんて思っています。

 

あと『トーキョー無職日記』自体は4コマでとても読みやすいし、等身大の若者の苦悩や葛藤、そして成長していく姿はとてもリアリティがあって共感できるし、個人的に好きな作品です。もし、興味がある人は是非一度ご覧になってみてくださいね♪