漫画家は儲かるのか?
のっけから金の話かよと思う方もいるかもしれませんが、これって結構大事な話だと思うんですよね。中には「漫画を書いてればいい」っていう漫画家さんもいるとは思うんだけど、おそらく「漫画が描き続けられて、なおかつ売れてそれなりに余裕のある生活をしたい」っていう人は多いんじゃないかと。
じゃあ、実際に漫画家はいくら稼げるのか?その内訳は?はたしてもこれからも稼ぎ続けられるのか?っていう質問をされたときに、答えられる人ってそう多くはないと思うんですよ。これは、僕のような別に漫画家志望じゃない人に限らず、これから漫画家を目指すような人だって同じことで、自分が飛び込もうとしている世界でどれぐらい漫画を描いたらいくらお金をもらえて、本が何冊売れたらいくらもらえてといったことすらよくわからないというのが現実なのではないでしょうか。
で、今回はそんな漫画業界のリアルなお金の話に真っ向から切り込んだある作家さんの本を一冊紹介しようと思います。それがこちら。
著者の佐藤さんは『海猿』や『ブラックジャックによろしく』などドラマ化されるような人気作を数々生み出した漫画家さんです。本作ではそんな佐藤さんが直面した原稿料の話、印税のこと、出版社との軋轢、出版業界の未来の話ことなど、かなり現実的な話が盛り込まれた一冊になっています。
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