人気がある作品というのは長期で続くものが多いですよね。こち亀、ゴルゴ、ワンピース、NARUTO、ドラゴンボールetc。長年ファンに愛され続けている作品は少なくないし、そういった作品は大抵面白いものです。
ただだからと言って「短期間で終わった作品がつまらない。」というわけじゃないと思うんです。短期の連載でもおもしろい作品はたくさんあります。
例えば今回紹介する『地獄戦士魔王』(ヘルズ・ウォリアー まおう)っていう作品。
もしかしたら読者の方はあまりご存知ないかもしれませんが、連載されていたのは週刊少年ジャンプで、連載していた時期は1994年と時はまさにジャンプ黄金期。ドラゴンボールやスラムダンクといった超有名作と一緒に誌上にのってたんですよねぇ。
ただこの作品は残念ながら2巻で終わっちゃってるんですよ。長期連載には至らなかった‥‥‥。同じ誌上に掲載されているのが漫画史に残るような作品ばかりだったので印象が薄かったのかもしれない‥‥‥。
みんなジャンプ読むときはドラゴンボールとか、スラムダンクを目当てに読むと思うんです。でも僕はひそかにこの作品も楽しみにしていたし、単行本も購入していたというわけです。
地獄戦士魔王ってどんな作品?
500年後の世界征服を目論む悪魔・田中魔王はその征服の拠点をポンポコ市に定める。しかし、学校で勉強して、友達も作りたい彼は聖ポンポコ学園に入学。その上、500年後の世界を住みよくするため、今のうちは人のために奉仕することを誓う。今日も魔王は下僕の野獣たちを引き連れ世界征服を目指し、日夜奉仕活動に励むのだった。
作品自体は割とベタなギャグマンガでした。そんでギャグ自体もけっこうくだらないんだけど当時はケタケタ笑っていましたね。大爆笑じゃないけど「フフッ」と笑ってしまう感じ。
ギャグがポンポンと結構な頻度で入ってくるんです。人によってはくだらないと感じるかもしれないけど、個人的にはこの作品を見るたびにニヤっとしてしまうわけです。
あとはかわいい感じのキャラクターが多いのもポイント高かったですね♪、特に主人公魔王のしもべである野獣は「キュ―」という鳴き声と見た目ともにとてもかわいくて癒されてました♪
隠れた名作かもしれない‥‥‥。
まぁ、はっきり言って世間的な認知度は低いでしょう。巻数も少ないしもう20年以上前の作品ですからね。でも当時読んでいて僕は面白かったと思うし、個人的にはもうちょい続けても良かったんじゃないかなぁと思いますね。全然不人気って感じはしてなかったので、もうちょい続けてたらまた新たな展開になっていて楽しめたんじゃないかなぁなんて思います。
もしかしたら
「隠れた名作なんじゃないか?」
なんて思うんだけど、当時読んでいた人はこの作品をどー思ったんだろうか?あるいは、今初めてこの作品を知り初めて読んでみた人からしたらこの作品を面白いと思えるのかどうか気になりますね。逆に今だとベタなギャグ過ぎて受け入れられないのかもしれない(*_*;
あと、作者の苅部誠先生は魔王以後目立った活躍されてな言ってのも気になります。もう漫画業界から足を洗っちゃったのかなぁ。もう一回復帰して、短編とか魔王の続きとかブログやホームページなんかに掲載してほしいなぁなんて思ったりしてます。
まとめ
というわけで、今回は僕がただ思い出を振り返るような感じになっちゃいましたが、「地獄戦士魔王」はくだらないけど、ちゃんと笑えるギャグ漫画です。
あんまり有名な作品ではないかもしれませんが、個人的にはとても好きなギャグマンガの一つなので、「ちょっと笑いたい。」「ベタなギャグ漫画に興味がある」という方はぜひご覧になってみてください♪
今後はこういう巻数少ないけど、面白かったマンガも発掘して紹介して行けたらなぁなんて思ってます♪
それではまた!!