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闇金ウシジマくん。社会の裏側をリアルに描いた心にずっしりと残る漫画。

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世の中には色々な漫画があります。単純に涙を流すぐらい感動してしまう作品、読み終わった後に晴れやかな気持ちになる作品、やる気になる作品など、漫画が持つ力は素晴らしいなぁと常々感じています。

 

ただ、今回僕が紹介する「闇金ウシジマくん」はそういった作品とはちょっと趣向が違います。心を動かされるっていうのは確かなんだけど、読後にこうなんとも言えない胸がモヤモヤする嫌な物を感じてしまうんですよね。

 

それは見たくない社会の縮図だったり、金に振り回される人たちの末路だったりとかがとてつもなくリアルに描かれているからなのだと思います。

 

闇金に堕ちる人たちのリアルな人間模様を描いたマンガ

このマンガは闇金融を経営する主人公丑嶋馨(ウシジマカオル)の元を訪れる人たちとの間で主に話が展開されて行きます。

 

闇金融にお金を借りに来る人たちというのは、何か事情を抱えた人たちが多いです。ギャンブル狂いですぐにお金を借りたい、見栄を張るためにブランドものを買いたいなどなどあまり深く考えずにウシジマにお金を借りてしまう。そしてそれが悲劇の始まりだったりします。

 

ウシジマはきちんと返済をしてくれる債務者には非常に優しいです。まぁ理由はカンタンで「いい金づる」だからですね。でも、いざ返済が滞り始めると闇金の本性があらわに‥‥‥。

 

金を回収するためなら何でもさせる。見知らぬ人に土下座、親戚中をたらい回し、若い女性なら風俗に落とすなどなど、まったく容赦がないんです。

 

そんでどんどんどんどん堕ちていってしまう。その堕ちっぷりがもうぞっとしてしまうんですよね。「人ってここまで堕ちてしまうのか。ここまで金で人生を狂わされることがあるのか。」っていう社会のリアルな側面、きれいごとだけでは回ってないってことをまざまざと見せつけられるんです。

 

もちろん登場人物たちはけっこうツッコミどころがあるんですよ。闇金にズブズブに使ってしまう前に抜け出せる方法はあった。でも考えが及ばなかったり自分の都合のいいことや、変に楽観的に考えすぎてしまってたりするわけです。そういう人間の弱い部分、ダメな部分っていうのがほんとによく描かれています。きっと作者の真鍋先生は、相当そういう人たちやその周辺の取材されているんだろうなぁというのがわかるんです。

 

ウシジマくんから学べることがたくさんある!!

読者の方の中には「自分は闇金なんて関係ないよ!!」と思う人もいるかもしれません。ただ、ウシジマくんを読んでもらうとわかるのですが、ウシジマくんの客には中には普通のOLやサラリーマン、あるいはリア充と呼ばれているような人たちも含まれています。

 

そういう人たちでもちょっとしたきっかけで闇金からお金を借りてしまうし、あっというまに食い物にされてしまうわけです。つまり紙一重なんですよね。実は普通に生きているように見える人たちと闇金に堕ちる人たちって遠いようで近いし、一歩間違えればいつでも自分たちが堕ちる可能性があるってわけです。

 

だからこそウシジマくんに出てくる登場人物たちから学べることは沢山あります。なぜ彼らが闇金からお金を借りてしまうのか?どーすれば闇金とか関わらなくて済んだのか?ウシジマくんの登場人物たちの生活態度や、考え方、行動を見ていくことで予備知識を持っておくことができるわけです。

 

個人的な考えですが、下手な啓もう活動をするよりもこのマンガを一冊読ませた方がよっぽど学びになると思いますね。それほどお金と人との関係性について綿密に描かれている、そんなマンガだと思います。だからこそ読んでいてそのリアルさに心がかき乱されるし、人によっては読んだ後に「もう読みたくない。」っていう感想を抱くんじゃないかな?見たくないんだけど、見なくてはいけない目をそらすことのできない現実っていうのをこのマンガでは見せつけているんですね。

 

まとめ

今回は闇金ウシジマくんについて紹介してみました。

 

決して読んでいてスッキリする漫画ではありませんが、目をそむけたくなるような社会の裏側をガッツリ意識させられる作品です。

 

読めば良くも悪くも必ず心に残る作品だと思います。まだ読んだことがない方はぜひご覧になってみてください♪

 

それではまた!!

 

 

 

ちなみにあの堀江貴文さんがウシジマくんを題材にお金などについて語っている本があるのですが、そっちも面白いので興味ある方は読んでみてください♪