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『世界に大自慢したい日本の会社』読了。仕事をすること、働くことについて考えさせてくれる一冊。

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僕はここ数年マンガを始めとした書籍を買うのはネット通販がほとんどです。だけど、この前たまたま入った古本屋さんで立ち読みした『世界に大自慢したい日本の会社』がとても面白くていいマンガだなぁと思ったので、今回はこの作品を読んだ感想や魅力など書いていきます♪

 

日本にはこんな熱い会社があるんだと教えてくれる

このマンガは坂本光司さんという方が書かれた『ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社』『日本でいちばん大切にしたい会社』という書籍を原作にして描かれています。

 

本書には6つの会社が登場しますが、どの会社も有名な大企業のように世間一般にはあまり知られていない存在です。

 

だけどどの会社もその事業に誇りを持っていて、経営者がとにかく熱い!!熱くて熱くて「この人たちの情熱は一体どこから出てくるんだろうか?」って思ってしまうぐらい熱いんです。

 

みんながみんなここに出てくる経営者のようになれるわけではないけど、彼らの考え方や理念に触れることで学べることはあるんじゃないかなぁと思います。

 

こせきこうじの絵がマッチしている

この作品の絵はこせきこうじさんというマンガ家の方が担当しています。結構前のジャンプを読んでいた方ならわかると思うけど、『ペナントレース やまだたいちの奇蹟』っていう野球漫画を描いていた方です。個人的には結構暑苦しい絵をマンガ家であると記憶してます(笑)(個人的にはやまだたいち好きでした♪)

 

だから人によっては登場してくる経営者の人たちの熱さと絵の暑苦しさでちょっとげんなりしてしまうかもしれません。ただその暑苦しさが僕にはすげぇいいなと思ったんですよね。

 

登場する経営者の方たちの熱さとか信念みたいなものがこせきこうじさんの独特の絵の表現によってこちらにすごく伝わってきたんです。

 

そういえばやまだたいちも暑苦しいけど、登場人物たちの気迫とか思いっていうのはビシビシ伝わってくるマンガだったもんなぁ。

 

どの会社の話もとにかく心を揺さぶられる

先述したようにこのマンガには6つの会社が登場します。どの会社の話も経営者たちの苦労や、その思いが「これでもかー!!」というぐらい伝わってきます。「ほんとにすごい!!」と素直に思えちゃう会社や経営者ばかりなんですね。

 

どの話もすごいんだけど特に僕が読んでいてウルッと来てしまったのが、日本理化学工業という会社を紹介している話。

 

この会社はダストレスチョークをつくっている会社なんだけど、なんと社員のうち7割の方達が知的なしょうがいを持っているんだそうです。7割ってすごいですよね。その数字だけでも驚く方も多いと思います。

 

ではなぜこの会社ではしょうがいを持つ人たちを雇うようになったのか?っていうのが気になりますよね?本作ではその過程が描かれているんだけど、まぁ心グラグラと揺さぶられました。

 

まず話は昭和34年までさかのぼります。当時の日本では知的しょうがいを持った人たちは誤解をされ不当な差別を受けているような時代でした。知的しょうがいを持つ方を雇う企業はほとんどなかったんですね。

 

そんなときにある養護学校の教諭をしている方が、当時日本理化学工業の専務であった大山さん(現在は経営者)のところに二人の女の子たちを連れてきます。そしてこうお願いをするのです。

 

こんど卒業予定のこの2人を採用していただけないでしょうか

引用元:世界に大自慢したい日本の会社 1 (ヤングジャンプ愛蔵版) 

 

先述したように当時は知的しょうがいの方を雇うという考えが社会にまったく浸透していませんでした。当然のことながら大山さんもそのお願いを受け入れることはできず断ります。

 

それでも先生は諦めずに何度も大山さんに頼みにくるんです。

 

断られても断られても頼みにくる先生。そして3回目の時に「採用はもうお願いしない、だけどせめて働く体験だけでもさせてほしい」とお願いをするんですね。

 

この先生の情熱にはさすがの大山さんも断り切れず2週間程度の就業体験ならということで2人を受け入れるんです。ほんの同情心となりゆきからと大山さんはおっしゃっていて2週間過ぎたらまた元の養護学校に帰ってもらおうと考えていたそう。

 

ただここから大山さんの予想外のことが起こるんですが、さすがに全部は言えないのでこの続きはぜひ本作を読んでみてほしいです。最後の方には「マジか‥‥‥。」という場面があって、僕はかなり泣けちゃって自分でもびっくりしたぐらいです。っていうか今も読み返してちょっとウルッときてます(笑)

 

もちろん、他の会社の話もすごく心揺さぶられるので是非読んでみてほしいと思います♪

 

まとめ

今回はこせきこうじさんの『世界に大自慢したい日本の会社』というマンガを紹介してみました。

 

本作に登場する会社や経営者の方の考えや理念に触れることで仕事をすること、働くことについて改めて考えさせてくれる、そんな一冊です。

 

働くこと、仕事をすることについてちょっと悩んでいたり、迷っている方はもしかしたら刺激をもらえるかもしれないので、興味がある方はぜひご覧になってみてください♪

 

それではまた!!