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『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』悟空の父バーダックの活躍は必見です!!

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ドラゴンボールの主人公といえば孫悟空。その悟空の父親はバーダックというのですが、原作では数コマしか出ていないにもかかわらずかなり人気のキャラクターなんですよね。ゲームとかでもかなり活躍するシーンが出てくるんです。でも、おそらく今の10代とか20代前半の人たち、例えばドラゴンボール超とかでドラゴンボールを知った人たちからすると、「バーダックってなんでこんなに人気あるの?」ってなると思うんですよね。もちろんそれは悟空の父親だからというのもあるのですが、実はこのバーダックの活躍が描かれたオリジナルアニメを見た世代が「バーダックかっけぇぇぇ!!」ってなったのが大きかったわけです。その作品が1990年に放送された『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』(以下、たったひとりの最終決戦に略)なんですね。 

 

 

このアニメは原作では全く描かれていないバーダックの活躍を描いた、いわばスピンオフ作品なのですが、これを見た当時の子供たちの中にカッコいいバーダック像が出来上がった理由だと思います。さて、このたったひとりの最終決戦とはどんな作品だったのか?まずは簡単にあらすじの説明をします。

 

※ほぼネタバレアリなのでよろしくお願いします

 

あらすじ

サイヤ人たちはフリーザの配下として活動していた。彼らの役割は高く売れそうな星に住んでいる住人たちを皆殺しにしてフリーザに引き渡すこと。サイヤ人の戦士バーダックは仲間とともに5人でカナッサという星を攻め滅ぼした。バーダックたち5人は仕事を終え談笑をしていると、そこにカナッサ星の生き残りが現れバーダックに襲い掛かった。不意を突かれたバーダックは攻撃を受けてしまう。他のサイヤ人たちの攻撃を受けながら彼はバーダックに対して「未来を予知できる幻の拳を放った。お前ら一族の行く末が見えてくる。 お前らには呪われた未来しかない。 」という不気味なメッセージを残し死亡。その直後バーダックは気絶してしまう。

 

サイヤ人たちがカナッサ星を亡ぼしたことがフリーザにも報告される。フリーザの側近ザーボンはサイヤ人たちが徒党を組むととんでもない力を発揮することに不安を覚えフリーザに対して危機感を煽る。

 

バーダックの仲間のサイヤ人たちは気絶し治療中のバーダックを置いて惑星ミートに向かう。 治療中バーダックはカカロット(悟空)の未来とフリーザに惑星ベジータが滅ぼされる夢を見て意識を取り戻す。 仲間たちが惑星ミートに向かったことを知ったバーダックは彼らを追いかけて自分も惑星ミートへ。その途中で泣いている自分の息子カカロットと初めて対面する。スカウターに示されるカカロットの戦闘力は2でありバーダックはその能力の低さに「クズが」と言い立ち去る。

 

そのころ惑星ミートではバーダックの仲間のサイヤ人たちがフリーザの一味のドドリアとその部下たちに襲われていた。サイヤ人トーマに対してフリーザの部下ドドリアは、命令でめざわりなサイヤ人たちを襲えと言われたことを伝えトーマにとどめの一撃を加える。ここでようやく バーダックが到着するも仲間たちはすでにやられていた。かろうじて生きていたトーマからフリーザの裏切りを聞かされるもトーマも死んでしまう。ドドリアの部下がバーダックを見つけ戦闘開始 一人でフリーザ軍と闘う。 何度も死の淵から蘇り1万近い戦闘力にまで力を挙げていたバーダックは下級戦士ながら、ドドリアの部下たちを倒す。 そこに現れるドドリアの一撃でバーダックは吹き飛ばされ深手を負うも何とか生き延びる。

 

時期を同じくしてフリーザたちは惑星ベジータに向かっていた。目的は惑星ベジータとサイヤ人たちを亡ぼすため。バーダックも惑星ベジータへ向かう。惑星ベジータについたバーダックはカカロットが青い星地球に送られたことをきく。バーダックが見た夢でもカカロットは青い星に送られていた。このことからこれまでみていたものは本当に未来を予知していたものだと気づく。そして惑星ベジータが滅ぼされる運命にあることも。どうにか未来を変えたいバーダックは惑星ベジータにいるサイヤ人たちにフリーザを倒すと伝える。しかしフリーザにすっかり飼いならされてしまったサイヤ人たちは、フリーザが自分たちを亡ぼすはずがないとバーダックを笑いものに全く信じない。サイヤ人たちの助けを得られないとわかったバーダックは、一人で戦うことを決意する。宇宙に飛び出すバーダック。向かうはフリーザがいる宇宙船。こうしてバーダックの未来を変えるための最後の戦いが幕を開けた。

 

一人で巨大な敵と戦うバーダックの姿がかっこよすぎる!!

やっぱり巨大な敵に立ち向かう姿っていつの時代もカッコいいんですよ。それを時に無謀と呼ぶのかもしれないし、逃げてしまうのが賢いのかもしれない。でも、そんな理屈を超えた感情、「ここだけは譲れねぇ!」という思いを抱いて敵に突っ込んでいく。誰かにやらされるとかじゃなくて自発的に。きっと、そうしたバーダックの姿に当時このアニメを見ていた人たちは心を奪われたのではないでしょうか。

 

また、このバーダックの姿が他のサイヤ人たちと対照的なんですよね。バーダックがフリーザを倒そうと呼びかけた惑星ベジータのサイヤ人たちは、長年フリーザに従ってきたためかフリーザのことを疑うことすらしないんですよね。まさに飼いならされたペット状態ですよ。ご主人様が自分たちに危害を加えるわけないでしょとタカをくくり完全に服従してしまってる。これ、別にフィクションだけじゃなくて現実でもありますよね。権力者たちに完全服従し、彼らに従っていれば何の問題もないと思ってしまってる人っているじゃないですか。でも、時に権力者たちは持たない者たちを都合よくこき使うし見下してくるじゃないですか。まるでフリーザのように。

 

こういう現実にもいそうな服従者たちと、権力を持った人間の操り人形であることに気づきそれを良しとせず、ふざけんじゃねぇ!と抵抗するバーダック。どっちが利口かはわかりませんが、どっちがカッコいいのかと言われたら確実にバーダックですよね。だから、彼は今でも人気だし彼の姿が心に残っている人たちって多いのだと思います。

 

 

なんだかんだでバーダックは種族や息子の未来を憂いていた

もちろん圧倒的に巨大な力をもつ相手に立ち向かうっていうだけでも、バーダックはめちゃめちゃカッコいいんです。ただ、彼はそれだけじゃなくて、物語が進むにつれてサイヤ人という種族や自分の息子カカロットの未来を憂うようになるんですよね。

 

物語が始まった当初のバーダックは戦闘好きなサイヤ人の戦士という感じで、息子に対しても関心を示さいんですよね。それどころか能力の低い息子に会いに行くのは馬鹿だといったり、息子のカカロットの戦闘力が低いことを知ると「クズが」と言い放ってその場を立ち去ってしまうぐらいなので、なかなか親としては問題があるタイプだったわけです。

 

ところがあらすじで書いたように、惑星カナッサで攻撃を受けてから未来が見えるようになった。すると惑星ベジータや仲間のサイヤ人たち、そして息子のカカロットの未来がもしかするとよくない方向に向かっているのかもしれないということがわかってくるわけです。そして、それが確信に変わったときバーダックはもはや自分の未来だけじゃない、惑星ベジータの運命やサイヤ人たちの運命、そして息子のカカロットの運命も帰るために戦いに挑むわけですね。

 

サイヤ人なんて基本自分本位な種族なんですよね。戦闘好きで利用価値がなくなれば一緒に行動してきたやつを容赦なく切り捨てる非常さも持っている。バーダックだって実の息子にこれでもかというぐらい冷たいじゃないですか。でも、そんなサイヤ人の戦士であるバーダックが最後には自分以外の他人のためにも戦いに挑む。このギャップに心を動かされた人も多いのではないでしょうか。

 

特に最後のシーンはまさに息子を思うバーダックの変化がよく表れてるシーンなのでぜひ観てほしい。ここはさすがに言ってしまうと面白くないので詳細は言いませんが、バーダックがある場面を見てニヤッと笑うんですね。その笑った意味を考えると物語の最初からのバーダックの変化がよくわかってグッとくると思います。

 

まとめ

そんなわけで今回は悟空の父親バーダックの活躍を描いた『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』について書いてみました。バーダックのかっこよさがよくわかる作品だと思います。あと、戦闘シーンの音楽がメチャメチャカッコいいのでそこも聞き逃さないように!!まだ観たことがないドラゴンボールファンの人は是非ご覧になって観てください!!