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ピッコロがナッパの攻撃から悟飯をかばった理由を挙げてみた。

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ドラゴンボール19巻。読んだことある方ならご存知かと思いますが、この巻ではピッコロがサイヤ人ナッパ攻撃からご飯をかばって死ぬという、涙なくしては語れないシーン。

 「あのピッコロがご飯を救った!?」

 

初めてこのシーンを見た時に驚いた方も多かったでしょう。僕もえっ?って思いましたよ。だってあのピッコロですよ?世界征服をするために悟空を殺すとまで言ってたのに、その悟空の息子であるご飯をかばって死ぬなんてなかなか考えられないじゃないですか?かつては大魔王何て呼ばれていた人物なんですから。

 

そのピッコロが何でご飯をかばったんだろ?って考えた時にいくつかその理由を思いついたので今回はその辺のことをつらつらと書いてみようと思います♪

 

①ピッコロは以前ほど邪悪な存在ではなかった

前にもこのブログで書いたと思うんだけど、この時のピッコロっていうのは生まれ変わりなんですよね。そんで、生まれ変わる前のピッコロっていうのはむちゃくちゃ悪かった。

 

人を殺すのも全く躊躇がないし、街を吹っ飛ばしまくって世の中を悪で埋め尽くそうとしていたんです。すんげぇ悪いやつだった。

 

ただ、その初代ピッコロ大魔王は悟空に倒されて死ぬ直前に自分の全てを詰め込んだタマゴを吐き出すんです。そこから生まれたのが今のピッコロというわけですよね。

 

もちろんうまれたピッコロも悪いやつではあったし、実際に天下一武道会で悟空を殺して世界を魔の世界にしようとはしたんだけど、極悪非道にはなりきれなかった。親が極悪でも必ずしも子供も極悪になるかと言ったらそうではないわけで。それって人間もおんなじですよね?

 

悟飯も悟空からピッコロは前みたいにむちゃくちゃ悪いやつじゃないみたいだっていうのを聞いてるし、神様もピッコロが以前とは違うということを感じていたわけです。

 

②孫親子のあまさがうつった

僕は特にこの理由が大きいんじゃないかと思います。ピッコロはもともと悪の存在だったはずなんだけど、孫親子と接しているうちにすこしずつその悪が薄れていってしまったんじゃないかな。実際死の間際に次のような言葉を残しているし。

 

き・・・

きさまら親子のせいだぞ‥‥‥

あ・・・あまさが・・・

うつっちまった・・・・・・・・・

引用元:ドラゴンボール (巻19) (ジャンプ・コミックス)p97

 

 そのあまさがうつった孫親子の行動っていうのは個人的には3つあると思っています。

 

①死にかけたピッコロを助けてあげた。

これは第23回天下一武道会の決勝の時ですね。死闘の末悟空がピッコロを破って優勝した試合。どちらも死にかけた壮絶な戦いでした。

 

優勝後悟空はヤジロベーが持ってきていた仙豆を食べて体力を回復しました。だけど、ピッコロはそのまま放置しておいたら死んでしまう。ピッコロが死ねば神様が死んでしまうし、ライバルがいなくなるのも寂しいということもあって、悟空はピッコロにも仙豆を食べさせてあげるわけです。

 

ピッコロは悟空に救ってもらった時にこんなセリフを残しています。

 

くっくっく・・・ 忠告したはずだ

そのあまさが 命とりに なるとな・・・

きょうのところは このまま 引きさがってやるが

そのうち かならず きさまを倒し 世界を いただくぞ!!

引用元:『ドラゴンボール17巻』p32 著者 鳥山明 集英社

 

悟空のあまさに命を救われたピッコロはそのまま退散するわけですが、まずこの命を救われたということに対して多少の恩義とまではいかなくても思うところはあったんじゃないでしょうか?それが心の中に残っていたんじゃないか?と思うわけです。

 

②自らの命を捨ててラディッツを倒した悟空

2つ目は悟空の兄でもあるサイヤ人ラディッツを倒したときです。ラディッツは当時の悟空とピッコロ二人がかりでかかっても全く歯が立たない強敵でした。倒すにはピッコロが編み出した必殺技、魔貫光殺砲をくらわすしかないわけですが、動きが素早いラディッツにはまともにはなっても当たりません。

 

そこで悟空はラディッツの隙を見て彼を後ろから羽交い絞めにし、自分もろともラディッツを殺すように指示します。ピッコロは言われた通り魔貫光殺砲を放ち悟空もろともラディッツを倒すのです。

 

目の前で悟空が「自らを犠牲にしてでも誰かを守る」という行為を見たピッコロは、これに関しても少なからず影響を受けたんじゃないかと思うわけです。

 

③ピッコロにとってご飯と過ごした時間はかけがえのないものだった。

 ピッコロは死ぬ間際にこんなセリフも残しているんですよね。

 

だ・・・だが・・・

悟飯‥‥‥

オ・・・オレと・・・

ま・・・まともに

しゃべってくれたのは・・・

おまえだけだった‥‥‥

き・・・

きさまといた数か月‥‥‥

わ・・・わるく・・・

なかったぜ‥‥‥

引用元:『ドラゴンボール19巻』p97

 

このセリフを聞くと、ピッコロは自分が悪の存在であるということを認識している一方で自分の理解者、友人みたいな存在がずーっとほしかったんじゃないかな?

 

でも、自分はピッコロ大魔王だし友達を作るなんてとんでもない。そう思っていた時にラディッツが地球に来て悟空は死んでしまう。さらに一年後にはもっと強いナッパとベジータが来るということで、戦力になりそうな悟飯を鍛えてやる必要があった。

 

悟飯は子供だし何も知りません。他の人のようにピッコロに対して先入観もないので、最初は怖がってはいたけど一緒に過ごすうちに戦いの師匠として親しみを込めてつき合ってくれるようになった。それがピッコロにはとても嬉しかったんじゃないでしょうか?

 

きっと、ピッコロは悟飯に対して弟子でもあり自分の息子に近いような感覚を持っていたんじゃないかと思うわけです。

 

そんなご飯を死なすわけにはいかない。だからピッコロは命を捨ててご飯をかばったのではないでしょうか?ピッコロにとってご飯が一番大切な存在になっていたんじゃないかと。

 

まとめ

今回は「ピッコロがナッパの攻撃から悟飯をかばった理由」を挙げてみました。また、マンガのキャラの心情や、マンガの中の疑問点など思いついたら書いていきたいと思っています♪

 

それではまた!!