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嫉妬心がもたらした悲劇。龐統の失敗から学ぶべきこととは?

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マンガから学ぼうシリーズ。

 

今回は三国志34巻からです。

 

 

34巻の簡単なあらすじ

この巻では劉備が部下を引き連れて蜀へと進行する話が中心に描かれています。

 

順調に蜀へと進んでいた劉備軍ですが、ある時荊州から孔明の使者がやってきます。使者は孔明から預かった手紙を劉備に渡しました。

 

手紙には「今は進軍するべきではない。もしかしたら大将の身が危ないかもしれないよ。」ということが書かれていました。孔明は天文(天空に現れるさまざまな現象を見て吉凶を占う。)を見て忠告をしてくれたのです。

 

劉備は孔明に対して絶大な信頼を寄せています。そのため彼は孔明の忠告を受けて一度荊州に戻り、孔明といろいろ協議をしようかと考えるのです。

 

この時劉備に同行していたもう一人の軍師である龐統は、このようなことを思っていました。

 

なんとうらやましいことよ

わが君は軍師を心の底から信頼していなさる

この私はこれほど信頼されているのであろうか

引用元:三国志 (34) 落鳳坡の衝撃 (希望コミックス (103)) p113

 

劉備は孔明を信頼しきっていて、その言葉に対して全く疑うことはありません。そんな孔明と自分の立場を比較してしまったのです。そして龐統は孔明に対して嫉妬のような感情を持つようになります。さらにこの手紙は「自分が蜀への進攻で成功しそうなのを孔明がねたんでいるからではないか。」と考えてしまったんですね。

 

そのため龐統は孔明の忠告に従い荊州へ帰ろうとする劉備に対して、「このまま兵を進行させるべきだ。」と伝えます。

 

劉備も龐統の指示に従い進軍をすることに。軍を二つに分けて南の間道を劉備が進み、北の秘密路(かくしみち)を龐統が進むことになりました。

 

しかしこの進軍が命取りとなりました。敵は劉備たちの軍が秘密路を通ることを察知してわなを仕掛けていたのです。敵は龐統が乗っていた馬が止まった瞬間一斉に弓を放ったのです。

 

全身を弓に貫かれ馬から落ちる龐統。稀代の才能を持ちながらそれを発揮することなくこの世を去ることとなってしまったのです。

 

嫉妬心は身を亡ぼすこともある。

今回僕らが龐統の死から学ぶべきこと。それは

 

「嫉妬心が身を亡ぼすこともある。」ということです。

 

龐統は孔明に負けず劣らずの才能を持つ軍師でした。おそらく通常時の彼であれば、このような無理な進攻はしなかったはずです。もしくは敵が待ち伏せしていることも予想して別の策を披露していたかもしれません。

 

しかしこの時の龐統は孔明に対して嫉妬心を抱いてしまいました。また「孔明は劉備に信頼されているのに自分ははたしてどうなのか?」と考えており、早く信頼を得ねばと功を焦ってしまいました。その結果命を落とすことになったのです。

 

嫉妬心に振り回されないためには?

人間である以上誰でも嫉妬をすることはあります。自分よりも成績がいい人、自分よりもモテる人、自分よりもカッコいい人などなど世の中には自分よりも優秀な人たちがたくさんいるわけでそういう人を見ては「くそ!!」と嫉妬することもあるでしょう。僕自身ダメ人間なので、うまくいっている人を見てはつい嫉妬をしてしまうことがあります。

 

ですが嫉妬をして相手を羨んだとしても状況は変わりません。むしろ人と自分を比較してどんどん落ち込むだけだし、時には冷静さを失ってしまうこともあるでしょう。なので、この場合には

 

「嫉妬は誰でもするもの。でも相手を羨んでも仕方がない。それよりも自分が成長することだ。」

 

と考えるようにしましょう。他者と比較するのではなく自分ができること、自分の成長に目を向けてそのために努力なり工夫をしてみるのです。そうすればだんだんと相手のことが気にならなくなります。

 

嫉妬心を完全になくすことは難しいかもしれませんが、それに振り回されてはいけません。そうならないためにも他人と比較するのではなく自分の成長に目を向けてみることをオススメします。

 

「人と自分を比べるな!!比べるなら成長の糧とせよ!!」

 

なんてカッコいいことを言いましたが、僕も日々嫉妬心と闘っております(笑)

 

それではまた!!