今回は邦画ですね♪タイトルにもあるようにこちらの映画を見てみました♪
感想
※結構前の作品なのでネタバレアリ
まず内容云々よりも
「蒼井優いいなー。かわいいなー。」
っていうのが正直な感想でした(笑)見た目からからかよって感じですが、評論家でもない僕としてはそういうところに目がいってしまいます。
今までそんなに好きとかでもなかったんですがね。「綺麗な女優さん」というイメージはあったけど、ちょっとタイプとは違う感じ。でもこの作品の蒼井優さんの感じはすんごくいいなと感じましたね。自然体でそれでいてかわいい。素晴らしいですなぁ。
ただ映画の中では季節が夏なので、ノースリーブだったりとか半袖だったりとか体のラインが見える服装だったのですが、正直チョイと細すぎる気もしないでもない。
まぁ、その辺は人の好みによるんですが、僕としてはもう少し肉付きが‥‥‥
「映画の内容にいけや!!」
って声が聞こえてきそうなので見た目の話はここで終了!!
この映画では蒼井優さんが演じる主人公の鈴子が『百万円貯めたら住む場所を変える』というありそでなさそうな設定が僕としては好きでしたね。自分でもこんな生活してみたいなぁなんて思いました。
日本中をプラプラとね、色々移動するのってなんか楽しそうだなーって思うんですよね。まぁ、鈴子の場合そんなお気楽なものでもないわけですが。
鈴子自身は友達もあんまりいなくて、不器用で人付き合いもあんまりしないけど普通の女の人です。ぶっちゃけ冒頭にある理由で捕まることが一番大きな出来事で、他は淡々とアルバイトをしたり、ご飯をつくったりとごく普通の女の人の生活を描いているという感じ。
本来であればそんな普通の生活をおくるであろう鈴子がわけあって前科者になってしまったがゆえに実家にいるのがいづらくなってしまう。そこから住む場所を転々とする生活を始めるわけですが、その根底には『人間関係って煩わしい』っていう感覚があるんですよね。
実際鈴子は前科がついてから地元のいけ好かない同級生の女たちに前科のことについてからかわれたりするし、移り住んだ海辺の町ではギャル男っぽい兄ちゃんに好かれるし、山間の農村では危うく村おこしの目玉として担ぎ出されそうになったりもする。
人との関係が深くなるとそれだけ軋轢が生まれたり、めんどくさい事が起こる。だから深入りせずに百万円貯めたらその街を去るという流れになるのですが、この辺は結構共感できる部分はありますね。
人間関係ってやっぱめんどくさいですもん。『嫌われる勇気』っていうアドラー心理学について書かれた本でも『人間関係の問題が全てである』みたいなことを言っているのですが、まさにその通りだと。
僕は別に人嫌いではないですが、人間関係ってめんどくさいなとは僕も思ったりしますからね。時には逃げたくなることもあるでしょう。
鈴子自身そういう人間関係のめんどくささを痛いほどわかってて自分のことを知らない土地に逃げるような生活をしているわけですが、物語の最後の方にはめんどくささの極みである『恋愛』なんてものも経験します。
それまで逃げてきた人間関係にどっぷりつかるわけですから、当然色々なことが起きるわけです。喜怒哀楽さまざまなね。
それで結局関係はうまくいかなくなってしまったのですが、最終的には鈴子がこの経験を通じて強いと思っていた自分の弱さに気づいたりするんですね。結局町を出ていくことを選択した鈴子ですが、次の街ではどんな生活をするんだろうか?
ハッピーエンドにはならんかったけども、まぁそうそうハッピーエンドにならないのも人生なんだよなぁ。最後のシーンとか特にその象徴でしたね。
とまぁ、なんだかまとまりのない感想になりましたが、こういう劇的な感じもなく淡々とした映画って結構好きなんで、僕個人としてはオススメですね♪のんびりじっくり楽しめる作品だと思います。
あとはやっぱ蒼井優さんがかわいく魅力的だった(笑)だけど、浮世離れした存在じゃなくて親しみやすい雰囲気っていうのかな。そういう独特な感じっていうのがこういう映画には向いているんだろうなーなんて思いました。
そんなわけで『百万円と苦虫女』個人的にはオススメなので、興味がある方はぜひご覧になってみてください(*^^)v