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『働かないふたり』めんどくさいことからは逃げちゃダメ?

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ニートの兄妹の日常を描く『働かないふたり』はゆるいテイストの作品ではありますが、時々「これは参考になるな」とか考えさせられる話があったりします。

 

今回はその66(1) #1069「逃げてもいい」という回を参考にしつつ、読者の方に役立つお話ができればと思っています。

 

近所のすみよさんの語る言葉が胸に響く

主人公の春子が友達のユキちゃんと一緒に道を歩いていたところ、近所に住む初老の女性すみよさんとたまたま出会います。春子とユキちゃんは流れですみよさんの家にお邪魔することに。 そこですみよさんが春子に言った言葉がけっこう考えさせられたんですよね。

 

嫌なことからはどんどん逃げてもいい。

でもね ひとつだけ 

嫌な理由が″めんどくさい″だったら・・・

これは逃げちゃダメね 

大事なことってめんどくさいのよ 頑張らなくちゃ

引用元:『働かないふたり』17巻 吉田 覚 新潮社

 

嫌だと思う理由にもいろいろあると思うんですよね。例えばやっていてどうしようもないぐらい苦しいとか辛くて涙が出てしまうとか。明らかに自分にとってデメリットでしかないことをやらざるを得ないとかね。そういう場合は僕も逃げてしまってもいいと思っています。なぜなら続けていても得られるものより失うものの方が大きいから。

 

1つ例を出すとブラック企業で働いている場合。確かに毎月給料がもらえるとか仕事を学べるというメリットはあるかもしれない。でも、その一方で無理なノルマの押し付けによる長時間労働や上司からのパワハラなどを受けて健康に影響が出るかもしれませんよね。うつとか精神疾患になったら長期間病気と付き合わなければならない可能性もありますよね。この場合得るものに比べて失うものが明らかに大きいわけです。こうした場合はなりふり構わず逃げてしまっていいと思います。

 

めんどくさいのってどんな時?

では、めんどくさいのってどんな時でしょうか?ちょっと考えてみましょう。例えばこんなケースが考えられるでしょう。朝目覚めても寒くて布団から出るのがめんどくさい。満員電車で会社まで行くのがめんどくさい。資格試験の勉強をしなければならないけどめんどくさいなどなど。このめんどくさいと思うのって、死ぬほど苦しいとか泣きたくなるぐらい辛いからとかじゃないんですよね。何か行動をしようとする時に「壁となるものがあって行動を邪魔している」っていうケースがほとんどなんです。

 

先ほどのケースで言えば寒いので布団から出るのがめんどくさいというのは、寒いというのが行動を阻害していますし、満員電車で会社まで行くのがめんどくさいのは満員電車が原因の可能性が高いわけです。では、それらの原因を除去したらどうでしょうか?朝寒いのであればタイマーを設定して目覚める時には部屋が暖かくなるようにするとか、満員電車が嫌で会社に行きたくないのであれば、早寝して始発の電車に乗るとか、会社の近くに引っ越すことで電車に乗らなくてすむようにするなど色々な対策が考えられますね。そうやって自分の行動を阻害しているものを取り除いてみるんです。それでも行動ができないとかやっぱり嫌だなと思うのであれば、さらに別の原因を探ってみるといいでしょう。

 

不得意なことや不慣れなことをやるとめんどくさくなる

人は不得意なことや不慣れなことをやる場合もめんどくさいと思うそうです。(https://furikake.doda.jp/article/2018/10/01/405.htmlを参考)

 

確かに事務作業が苦手な人がエクセルとかやらされるとめんどくさいと思うでしょうし、普段人前で発表することに慣れていない人が会議で発表するとなるとめんどくささを感じるものでしょう。ここで、大事なのはこのめんどくささが「不得意からくるものなのか不慣れからくるものなのか」を見極めることだと思います。

 

不得意からくるものであれば、正直いくら頑張ってもその分野で得意な人には勝てないわけですしそれが評価されることってないですよね。なのでなるべく不得意なことは避けて自分が得意なことをできるように環境を整えるべきだと思います。会社で働いていてて不得意なことばかりやらされているなら転職を視野に入れるとか、異動を申し出てみるとかね。不得意なことばかりやっても個人も組織も得しないですから。

 

その一方で不慣れなだけの場合、やっていくうちに慣れていく可能性もありますよね。最初は人前で発表する際に詰まってしまったり、声が震えてしまったとしても2回、3回と繰り返していくうちにいつの間にやら「あれ?発表苦じゃないしむしろ面白いじゃん」と気付けるかもしれません。あるいは続けていくうちにそれが得意になって人から褒められる可能性だってあるわけですよね。なので、単に慣れていないからめんどくさいというのであれば、そのめんどくささを乗り越えて試してみる価値はあると思います。

 

不得意だからめんどくさいのか、不慣れだからめんどくさいのか見極めてみましょう。

 

 

めんどくささを乗り越えると得られるものが大きい

めんどくさい時ってそれを乗り越えると得られるものの方が大きいケースがほとんどだと思うんですよね。会社行くのはめんどくさいけど、行ってしまえば給料はもらえるし仕事をして経験を積むことはできる。資格試験をはじめ勉強もめんどくさいですが、いざ始めてしまえば自分の仕事や趣味に役立つ資格に近づけるわけですし、資格を得ることで給料が上がるとか、より責任のある仕事を任せてもらえるとかもあるでしょう。勉強の過程で様々な知識も身につくわけです。

 

なのでもし「めんどうだからやりたくないな」と思ってしまうのであれば「このめんどくささを乗り越えると得られるものがでかいぞ」と考えてみたり、あるいはめんどくささを乗り越えた先の自分がどうなっているのかを想像してみるのもいいかもしれません。ポジティブな未来を予想してみるんです。すると、行動に対してモチベーションも上がるのではないでしょうか?

 

まぁ、しいて言えば先述した「不得意だからめんどくさい」というケースでは得られるものが少ないかもしれませんね。そこだけは注意が必要かな。それでも不得意なことをやると「不得意なことをやらされる不毛さ」や「やっぱり人は得意なことをやったほうがいい」という気付きにもつながるわけです。なので、不得意でもちょろっとやるのはありかなと。継続的にやるのは苦しさや辛さにつながるのでおススメしませんが。

 

まとめ

今回は『働かないふたり』の話を参考にめんどくさことから逃げていいのかどうかを考えてみました。基本的にはめんどくさいというだけなら行動した方がいいし、得られるものは大きいです。ただ、例えばうつ病などで「行動することが面倒」というケースもありえますので、もし全くやる気が起きない日が長く続くということであれば病院に行くことも考えてみてくださいね。

 

『働かないふたり』はニート的な人やゆるいテイストが好きな人は楽しめると思うので、興味がある人は是非ご覧になってみてください。