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『キャビン』休暇を楽しむ若者たちを襲う恐怖とは?

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今回は王道ホラーっぽいんだけど実はそうじゃなかったという作品を紹介したいと思います。紹介するのは『キャビン』という映画です。アメリカで作られた作品でアメリカでは2012年公開、日本では2013年に公開されています。

 

 

監督・脚本はドリュー・ゴダード、脚本・製作はジョス・ウィードン。まじめな女子大生のデイナをクリステン・コノリー、同じく女子大生でデイナの友達ジュールズをアンナ・ハッチソン、スポーツマンの大学生カートをクリス・ヘムズワース、ラリッてる大学生マーティをフラン・クランツ、まじめで勉強家の大学生ホールデンをジェシー・ウィリアムズが演じています。

 

ここからは本作のあらすじや概要についてお伝えしていきます。

 

あらすじ、概要

仲のいい大学デイナ、ジュールズ、カート、マーティ、ホールデンの5人はカートのいとこが所有する小屋で週末を楽しむ予定だった。キャンピングカーに乗り込みいざ目的地へ。その途中にあるオンボロのガソリンスタンドで店主の男から小屋にまつわる不吉な話を聞かされるも気にせず小屋に到着する。特におかしなことも起こらず小屋での生活を楽しむ5人だったが、ふとしたことから小屋にある地下室の扉を発見する。中に入るとデイナが古い日記を発見。書いたのはアナ・ペイシャンス・バックナー。この小屋のかつての持ち主だったバックナー家の娘だ。この日記にはバックナー家が犯してきた罪の数々がつづられていた。日記の最後に書かれていたのは謎のラテン語の文章。それをデイナが読むと、森の中に埋まっていた者たちが復活をする。彼らの正体はバックナー一家。呪文により復活した彼らはデイナたちを襲い始める。果たして彼らは無事生き延びることができるのか?

 

ここからは作品の感想や雑学について書いていきます。

 

※ネタバレアリなのでよろしくお願いします。

 

感想

王道のホラーを楽しむだけではない作品!

休暇を楽しむ浮かれた若者、自然に囲まれた建物、なぜだか現れる不吉な忠告をする人間、いちゃつくカップルなどなどホラー映画をある程度観ている人ならわかるのですが、この映画ってホラー映画あるあるがこれでもかというぐらいに詰め込まれた作品なんですね。

 

特に物語の冒頭で仲のいい大学生たちが、森の奥にある小屋で休暇を過ごすっていうことを言い始めた時には「ベタな(いい意味で)ホラーの設定来たな」って思ったわけです。もちろんそうした設定が嫌なのではなくて、むしろ僕はベタベタなホラーが好きなのでそういう展開を楽しもうと。

 

ところが話が進んでいくと、ちょっと様子がおかしいんです。大学生たち以外にもモニターに囲まれた管制室のような場所で何やら活動をしている大人たちの姿が映し出されます。彼らは一体何をしているのかというと、大学生たちを監視してるんですね。5人の大学生が休暇に出かけるところも、途中のガソリンスタンドで怪しげな男に忠告されるところも、小屋でバックナー一家に襲撃されるところもすべて監視してるんです。この設定は斬新でした。一方では王道のホラー的な設定で若者たちが襲われ、その一方でそれをどこかで監視する人たちがいる。これによって新たな謎、つまり「この監視している人たちの目的は一体何なのだろうか?」という関心が生まれ、グイっと作品に引き込まれるわけですね。

 

一応ネタバレありということなのでお伝えしておきますと、この監視する人たちは「若者たちが殺されやすいように調整する」という役割を担っています。実は5人の大学生が訪れた小屋やその周辺の環境というのは、この監視する側の施設の一角で、そこにはあちこちにカメラが設置されていて若者たちの動きを追えるようになっています。なんと温度の設定や月明かりの明るさの調節までできるんです。ここはちょっと笑ってしまったのですが、とある場面では吸うとちょっとエロくなるフェロモンを散布したりもします。(その理由は本編観てね)それらはすべて若者たちを行動を管理し、怪物たちの手で若者を殺させるためであるというわけです。

 

では、なぜ若者たちを怪物に殺させる必要があるのでしょうか?さすがにここまで言ってしまうともはやネタバレを通り越して物語の核心を述べてしまうところなので言えないかなぁ。おそらく映画を観た人の多くが予想外だったと答えるのではないでしょうか。

 

さらにここ見どころで、物語の核心に迫るラストの場面である人物が登場します。この人物は有名ホラー映画にメチャメチャゆかりのある人物なので、ホラー映画ファンとしてはその辺りも含めてラストをぜひ見てほしい!!「おお、この人ここで出るの!?」と結構テンション上がります!

 

まとめ

今回は『キャビン』という映画を紹介してみました。王道のホラー映画も楽しみながら「ちょっといつもとは違うホラー映画を観てみたい」という方にはおススメの作品だと思うので、興味がある方は是非ご覧になって観てください。