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スパイダーマンの糸ってどれぐらい強いの?

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結構前にスパイダーマンの映画を観てて電車をクモの糸で止めるシーンがあったんですよね。それ観て当時の僕は「さすがスパイダーマン!!」って思う一方で「でも、本当にクモの糸で電車を止めることなんてできんのかな?」っ疑問に思ってたんです。

 

確かにクモの糸って強度はすごいって聞くじゃないですか。ただ、それでも高速で走ってるあの巨大な電車を止めるっていうのは無理があるんじゃないかと。いくら強度が強いといったって所詮は糸。頑張ってもブチブチ切れちゃって役に立たないんじゃないの?なんてね。

 

まぁ、そんな疑問を持ちつつもフィクションだしななんて思いつつ、長年それ以上深入りをすることはなかったのですが、見つけちゃいましたよ。この疑問に対してしっかり深入りしちゃってる一冊が。それがこの前の記事でも紹介した『マーベル 空想科学読本』という本です。

 

この本にはスパイダーマンの能力について取り扱っている項目があるのですが、そこでスパイダーマンの糸の強度について考察しています。

 

そもそもスパイダーマンの糸ってどうやって作られているの?

僕の記憶だと映画のスパイダーマンでは、主人公のピーターが特殊なクモにかまれたことでクモ糸を出せるようになったと思っていたたのですが、原作の設定は違うようです。

 

ピーターの糸は何と自作!!ウェブ・シューターというクモ糸を発射する装置を手首に着けていて、そのスイッチを押すとクモ糸がパッと飛び出す仕組みになっています。これには色々な濃縮液を混ぜたカートリッジが入ってて、糸が出なくなったらカートリッジを取り換えればいいとのこと。

 

『マーベル 空想科学読本』にも書いてあるけど、これを作り出したピーターの優秀さよ。この糸で壁にぶら下がったり、ビルからビルに移動したり電車止めたりできちゃうんですよ。いやっ、これがさクモにかまれたことで特殊な能力を身につけて強靭な糸をいつでも体から出せるようになったとかならわかるんだけど、自分で作っちゃったっていうんだもの。ピーターはスパイダーマンじゃなくて科学者を目指した方がいいんじゃないかな?

 

肝心の糸の強度は?

話を戻してスパイダーマンの糸の強度についてです。知ってる人もいるかもしれないけど、クモの糸って実はとても高い強度を誇るんです。

 

クモの糸というと、はかなく弱いイメージがあるけど、それは細いからだ。クモの糸にはいろいろな種類があるが、もっとも太い牽引糸さえ直径0・005mm。髪の20分の1しかない。

ところが、断面積あたりで耐える力はものすごくて、1mmあたり200㎏。ピアノ線に肩を並べる強靭さだ。しかも密度は1Lあたり1・3kgで、鋼鉄の6分の1。同じ重さで比べれば、逆に鋼鉄の6倍も強く、前述のケプラー(鋼鉄の5倍)さえも上回る!

引用元:『マーベル 空想科学読本』p135~136 著者 柳田理科雄 講談社

 

鋼鉄の6倍の強さ・・・。クモ糸予想以上に強いですね。では、それが電車を止められるぐらいの強さなのかでしょうか?

 

直径が2・6mmあれば、1本でも1tの乗用車を支えられる。また、東京を走る山手線の通常時のブレーキ力は35.5t。左右に2本出して、これと同じ力を出すには直径が1・1㎝あればよい。このくらいの太さの糸、ピーターなら出せるだろう。ホントにスゴイクモ糸だ!

引用元:『マーベル 空想科学読本』p137

 

1・1㎝のクモ糸を2つ出せば山手線を止められる!!電車が暴走したらスパイダーマンにお任せを!!おそらくピーターは2本以上クモ糸が出せるでしょうし、ウェブシューターを改造したらもっと太くて強度のある糸もつくれそうです。そうなるとメチャメチャ糸出しまくれば新幹線とかも止められるんじゃないかな?すげぇなピーター!!

 

ただ、懸念があるとすれば、基本的にこの糸ってどこかにくっつけないといけないってことかな。いくら糸の強度が強くても、建物の壁なんかにくっつけてこそブレーキがかかるわけですよ。なのでもし仮に電車が走ってる線路の周りに何の建物もなかったとしたら、クモ糸出してもそれは空に飛んでいくだけなんじゃ・・・。

 

と思ったけど、そしたら地面に向かって打ちまくればいいのか!!自分の斜め下ぐらいにクモ糸連発しまくれば地面に糸がくっついてそれでブレーキがかかる。完璧だ!!

 

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イメージ図

 

こんだけ強度あるなら他の使い方もできそうですよね。ハンターハンターっていう漫画にパームっていう女性キャラクターがいるんですけど、彼女は自分の長い髪を全身にグルグル巻くことで防御力をめちゃめちゃ上げてるんですよね。それと同じようにスパイダーマンも動きに支障が出ないレベルで自分の糸を身体にグルグル巻いたら、すごく防御力が上がりそうな気がします。(見栄えは微妙かもしれないけど)

 

結論

というわけで結論としてはスパイダーマンの糸は頑張れば電車を止められちゃうぐらいつえぇ!!そして、そんな糸を自前で作ってしまうピーターもすげぇ!!という感じです。

 

こういうフィクションの作品についてスルーしちゃうようなところを真剣に解明しようとするのが空想科学読本シリーズの面白さだと思います。今後もシリーズを読んで面白い内容なんかあったら紹介していこうかなと思っております。