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子供の夢をつぶすな!スラムダンクの沢北哲治を見習え!

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たまたまツイッターで、プロゲーマーになりたい子供に対して、親がゲームでフルボッコにして夢をつぶしたみたいな話を見たんですよね。

 

この親の行動に対しては「やり過ぎだ!」っていう声もあれば「プロゲーマーなんて無理だから正解!」みたいな声もあるみたいなんだけど、僕個人としては親が子供の夢を潰すことに関しては反対なんですよね。(犯罪者とかが夢の場合はまた別ね)

 

その理由は2つあって「親も含めて将来なんて誰にも予想が出来ない」ということと、「何のジャンルでも全力でやればその経験は無駄にはならない」と思っているからなんですよね。

 

一番怖いのは、親が子供の夢に先回りして「そんなの無理だ!」と夢を否定したり、潰したりしてしまうこと。それが繰り返されると子供はそもそも「何かをやりたい」と思えなくなってしまうし、「どうせ無理なんだ」と自分に自信が持てなくなってしまいます。

 

そうなると、夢どころかその子の人生すらつぶしてしまう可能性もあるわけで、それは避けるべきなんじゃないかな?と思うわけです。

 

でね、じゃあ具体的に子供の夢に対して親がどうすりゃいいのよ?って話なんだけど、その具体例を一個紹介します。僕はあの『スラムダンク』に登場する山王工業のエース沢北の父親である、沢北哲治のやりかたが一つの参考になるんじゃないかなと思うわけです。

 

沢北哲治に学ぶ、子供の夢をつぶさない子育ての方法

スラムダンクのことを知らないために簡単に人物の説明を。

 

スラムダンクの主人公たちが所属するのが湘北高校。その湘北が全国大会の2回戦で対戦したのが全国屈指の強豪である山王工業でした。その山王の絶対的なエースが2年の沢北栄治。その栄治を幼いころからバスケ小僧に育てたのが彼の父親である沢北哲治でです。

 

哲治は栄治が子どもの頃から順調にバスケの実力を伸ばしていくのを知るや、借金をして田舎に家を建てます。その家の裏庭にはバスケットコートとゴールが2つ。

 

哲治は「裏庭にコートがある家に住むのが夢だった」と言います。もちろん自分自身の夢をかなえたかったという思いもあったでしょうが、一番は息子の栄治に「思いっきりバスケをさせてやりたい」という考えがあったからだと思うわけです。

 

そして、次に彼がしたことは「息子と日の出とともに毎日1on1をする」というものでした。

 

ところが、栄治はこの時まだ4歳。当然父親である哲治には勝てるはずもないわけですよね。詳細は書かれていませんが、おそらくボコボコにやられたのでしょう。ここまでは、冒頭で話したゲームで息子をフルボッコにした親とあんまり変わらないように思います。

 

でも、大事なのはこの次です!!哲治は負けて悔しがる栄治に対してこう伝えるのでした。

 

帰ったらまたやろうな

それまでなぜ負けたか 考えろい

引用元:『SLAMDUNK』29巻 p80 著者 井上雄彦 集英社

 

「なぜ負けたかを考えさせる」

 

これがメチャメチャ大事なんじゃないかと。スキル、経験、体格すべてにおいて勝る大人がちょっと本気を出せば子供が勝てないのは当たり前です。当然、完膚なきまでに叩き潰されるわけですが、そこで「言っただろ?お前には無理なんだよ」と子供の精神面から叩き潰すのか、それとも勝てないことは当たり前であるという前提の上で、子どもになぜ負けたのか、どうすれば勝てるようになるのかを考えさせ続けるのか。僕は確実に後者の方がいいと思うんですよね。

 

仮にね、沢北栄治がバスケであんまり成功しなかったとしましょうよ。そういうことだって全然ありえますよね、この社会では。

 

でも、彼は幼いころから「なぜ負けたのか?どうすれば勝てるのか?」とか「なぜうまくいかなかったのか?」を考えて実行し続けてきたわけです。この経験ってきっとバスケじゃない別のことにも活かせるじゃないですか。勉強だろうが運動だろうがゲームだろうが趣味だろうが何だっていけると思うんですよ。

 

だからね、冒頭でちょろっと紹介した、プロゲーマーになりたい息子に対して父親が叩き潰したっていう件も、沢北哲治のように「まずは子どものやりたいことを否定しない」ってことと、「どうすればうまくなるのかを考えさせ続ける」ってことを教えればいいんじゃないかな?

 

そしたら、もし仮に子供がプロゲーマーになれなかったり、違う夢を持ったとしてもきっと「プロゲーマーになるために試行錯誤したり、努力を継続したこと」っていうのは無駄にならないんじゃないかと。むしろ、その経験を活かして別分野でも活躍できる可能性が高まるんじゃないかと思うわけです。まぁ、つまりは

 

「子どもの夢をつぶすな!沢北哲治の子育てを見習え!!」

 

という結論に着地するわけです。

 

まとめ

というわけで、今回は子供の夢をつぶさない沢北哲治の子育てのやり方について紹介してみました。

 

ちなみに、実際にプロゲーマーなった、東大出身のときどさんや、レジェンド梅原大吾さんの本を読むと「ゲームだろうが何だろうが全力でやれば、人生にすら応用できる考え方を身につけられるし、めちゃめちゃ得られるものがあるんだな」というのを実感できるのでぜひ読んでみてください!

 

 

あと、スラムダンクは個人的に最高のバスケ漫画だと思うので、まだ読んだ事がないっていう人はマジで読んでみてくださいね!