いやぁ、最初にこの作品を読んだ時は思わず「ヤムチャかよ!!」と突っこんじゃいましたね。
『ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件』
タイトルの通りヤムチャに転生する話なんだけど、もうちょい細かいストーリーのご紹介。
主人公はドラゴンボール好きの普通の高校生。ある日彼は誤って歩道橋の階段から転落してしまいます。
意識を失った彼が目を覚ますと、目の前には別世界の風景が。何だか様子がおかしいということでちょうど手元にあった鏡で自分の姿を見て驚愕の事実を知ることになるのです。
「ヤムチャに転生してる!!」
理由は全く分からないけど、なぜか主人公はドラゴンボールのキャラクターヤムチャに転生。しかも周りには悟空やブルマといった他のキャラクターたちもいます。つまり、彼はヤムチャとしてドラゴンボールの世界に入り込んでしまったというわけです。
慌てる主人公ですが、原因も分からないし元の世界に戻る方法も分かりません。そのため彼はとりあえずヤムチャとして生きていくことになります。
それにしてもよりにもよってヤムチャって‥‥‥。
ドラゴンボールを読んだことある方なら知ってると思うんだけど、ヤムチャはストーリーが進めば進むほど活躍の場を失うし、それどころか続々と登場する強敵たちに全く歯が立たずにやられてしまう超やられキャラとして定着しちゃってる残念なやつなわけですよ。
参考記事:ヤムチャの敗北の歴史を辿ったら涙なしでは書けなかった。 - マンガなしでは生きてけない!!
↑の記事で書きましたが、ほんとヤムチャといったら敗北。敗北失くしてヤムチャなし!!っていうぐらい負けまくりのキャラなわけです。正直彼の存在って見てて泣けてくるというか、あまりにも雑な扱いすぎて逆に笑えてしまうぐらいなわけです。まさか、そんなキャラに転生しちゃうなんて辛いよね。
僕が主人公の立場なら「絶望だー!!」と思ってしまいそうです。だって、彼女のはずだったブルマはベジータとくっついちゃうし、自分は活躍の場も失いやられキャラとして定着してしまうわけですからね。そんな立ち位置いやでしょ?
でもこの漫画の主人公はたくましい。彼はそんなダメダメヤムチャであることを良しとせずにこんなことを考えるんですよ。
「がんばればヤムチャの未来を変えられるはずだ!!」
主人公はドラゴンボールのファンなので原作のストーリーを知っています。当然ストーリーがそのまま進んでいけば、ヤムチャが残念な未来にたどり着くことも分かるわけです。
でも、主人公には最大の強みがあります。それは「ドラゴンボールの歴史を知っている」ということ。未来を読める、先に何が起きるかがわかるというのは超有利なわけですよ。彼はその利点を活かしてなりふりかまわずにヤムチャの未来を輝かせるために奮闘するわけです。
はたしてそんな主人公の努力は報われるのか?ヤムチャの未来は変えられるのか?ヤムチャの未来と共にドラゴンボールの世界はどう変わるのか?
ネタばれになるのでその先は言いませんが、原作ファンからすると「なるほどー!そう来たか!!」という展開が目白押しでとても楽しめる作品でした。いやぁ、面白かった!!
↓のサイトからストーリーを全部見ることができるので、ヤムチャが活躍するドラゴンボールのもしもの世界に興味がある方はぜひご覧になってみてください♪
[前編]ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件 - ドラゴン画廊・リー/鳥山明 | 少年ジャンプ+
[中編]ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件 - ドラゴン画廊・リー/鳥山明 | 少年ジャンプ+
[後編]ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件 - ドラゴン画廊・リー/鳥山明 | 少年ジャンプ+
それではまた!!