先日、僕の好きなわにとかげぎすのテレビドラマの第一話が放送されたので、その感想を書きました。
原作ファンからすると、実写化作品には賛否両論あるかと思います。もしかしたら一話見て「うーん、なんか違う‥‥‥。」と思ってしまったかもしれません。
個人的にも配役の違和感とか、色々突っ込んでは見たのですが、まだ第一話が放送されたばかりだし続きも気になるしということで、引き続き第二話も見て見ることに。
というわけで、今回はテレビドラマ『わにとかげぎす』第二話を見た率直な感想を書いていきたいと思います♪
※ネタバレありなのでご注意ください!
わにとかげぎす、二話の簡単なあらすじと特に気になった部分の感想
物語を知らない人のためにちょっとだけあらすじをお伝えしておきます。
主人公の富岡はスーパーで夜に警備員をして生計を立てています。そんな彼の元にある日「お前は一年以内に頭がおかしくなって死ぬ」という脅迫状が届くように。
そんで富岡は犯人捜しをするんだけど、ひょんなことから出会ったホームレスのオヤジが「犯人を知っている」というのです。
なんとしても犯人が誰かを聞き出したい富岡は、ホームレスのオヤジに焼肉をおごり、散髪代や洋服代も出してあげて、さらには家にまで泊めてあげるのでした。
二話ではそんなオヤジが、借金取りのいわゆるヤバいやつらに捕まってしまうところから話が始まります。
富岡が夜警の仕事から部屋に戻るとそこには捕まったオヤジと借金取りの若者二人。聞くところによるとオヤジには借金があって、その額は280万ちょい。通常この額で殺すのどーのって話にはならないんだけど、借金取りのリーダー島田はイカれた人間なので、奇跡が起こらない限りオヤジは殺されてしまう。
富岡は死が間近に迫ったオヤジを助けるために、銀行からお金を下ろしてきてあげるんですよね。そんな富岡に対して隣人の羽田さんからは「友達でもないのに‥‥‥。」なんて言われるんだけど、富岡は「友達じゃないってほどではない。」と答えるんです。
うーん、このシーンは富岡がすんごいいいヤツって感じに見えるんだけど、一方でこんな風にも思ってしまう自分がいました。「あのオヤジとの短い付き合いの中でどーしたらそう思えるんだ?」ってね。 オヤジとの付き合いなんて短いし、ぶっちゃけ友達と呼べるようなことなんてなんもしてないと思うんですよ。だからそこがすごく不思議。
原作の富岡もオヤジのために金を出してはやるんだけどちょっと理由が違うんですよね。それは「単純にオヤジが殺されそうだったから」
もちろんオヤジと一緒にいて多少の情はあったのかもしれないけど、富岡自身オヤジのことを友達とは思ってなかったんですよね。でも知り合いではあるオヤジがもうすぐ殺されようとしている、そして、自分にはオヤジを救えるお金があって、自分だけがオヤジを救えるという状況。だからオヤジを救ったわけです。
そういう点じゃあ、どちらにせよ富岡はすんごいいいヤツなんだよね。ドラマにせよ原作にせよ、出会ってほんの少ししかたってないオヤジのために自分の財産のほとんどを差し出せちゃうわけだから。
でも富岡って流れ星に「友達がほしい」って願うような人なんですよ。それまで孤独の中で生きてきたのですんごい友達がほしい人なんです。そういう人があのオヤジに対してすんなり友達だと受け入れられるとは到底思えないんだよなぁとはドラマを見ていて思いました。そこがちょっと違和感あったかな‥‥‥。
そんでオヤジの借金は無事返せたんだけど、実はオヤジは脅迫状の犯人を知らないことが判明。要はウソをついて富岡に取り入っていたわけです。ここは原作もドラマも一緒。オヤジなかなかひどいやつですよね。最後には「恩は必ず返す。」なんて言ってるんだけど、はたしてオヤジはいつの日か富岡に恩を返してくれるんでしょうか?うーん、期待薄だな‥‥‥。
そんで借金を返した後、富岡はあまりの疲労感から羽田さんと家の前で話ながら眠ってしまいます。眠った富岡を部屋まで運ぶ羽田さん。部屋には富岡と羽田さんの二人っきり。ここで羽田さんのこれまで見えてこなかった部分が姿を現します。それは‥‥‥
「羽田さんは富岡が超タイプだってこと」
羽田さんはトランプのジョーカーに心がときめくような人で、そのジョーカーに似ている富岡のことをものすごくカッコいいと思っていたわけです。もうはっきり言ってひとめぼれみたいな感じです。
その富岡と二人っきりということで、それまで隠していた気持ちが爆発。「超絶カッコいい!!目が眩むほどカッコいい!!」なんて言いながら寝ている富岡の横でひとり興奮しちゃうわけです。
それまで感情を抑え気味にしていた羽田さんが、キャーっとはしゃいでバタバタするシーンは単純にかわいかった(笑)本田翼さんがかわいいというのもあるけど、「あー、この子好きな男の前だから感情を隠していたんだな。」っていうのが伝わってきて、ここはとても印象的でしたね。
前回書いた記事では「本田さんは声を低めにしてちょっと無理してるんじゃないか?」って書いたりもしたんだけど、それがこのシーンまで富岡への思いを隠すためのぶっきらぼうさを表現していたのだとしたら、これはこれでありなのかもしれないななんて思いました。
ただ一方で「ん?」と思ってしまうシーンもありましたね。それは寝ている富岡に羽田さんがまたがって富岡の口にキスをしようとするシーン。羽田さん大胆すぎやしないかい?
それまで好きな男を前にして、ひたすら感情を抑えていた羽田さんなのにこの変貌ぶりは一体何なんだと。それまでだって恐る恐るというかたどたどしい感じで羽田さんは富岡とコミュニケーションをとってきたわけですよ、それがいきなりあんな風になるかな?
いやっ、確かに富岡は寝ていて意識がないわけだから多少大胆にはなるのかもしれないけど、隙あらばこうなりたかったっていう感じが出ちゃってて、僕はちょっと違和感を感じてしまいました。
原作の羽田さんも同じ場面で同じように「キスしちゃおうかしら」って思うんだけど、すんごい葛藤するんですよ。いやいや、寝てるからってそんなことしちゃいかんでしょ、それは変態だぞって自分に言い聞かせてるんです。どーしよーってものすごい悩むんです。
そんで、最終的にその葛藤を乗り越えた上で富岡にキスをしようとするわけです。しかも、唇じゃなくてほっぺにチュッぐらいの軽い感じでとどめようとしている。またがるとかじゃなくておそるおそるソーっと近づいて横からするぞって感じ。
もう一個言っておくと原作では羽田さんは失恋をしたっていう設定になってて、恋愛はもうしないと一度は誓ってたんです。でも超タイプの富岡が目の前に現れちゃったからその誓いを破って少しずつ恋愛への一歩を踏み出していくって感じなんですよ。その第一歩っていうのがほっぺにチュッってしようってことだと思うんですよね。ここから踏み出していくぞっていう感じ。
それがドラマの羽田さんのように、富岡の上にまたがって唇にキスしようとなると、もう恋愛する気満々じゃん、失恋のトラウマとかないじゃんってなると思うんだけど、どーなんだろ?そもそもドラマの羽田さんは失恋すらしてなかった設定になるんだろうか?だからあんなに大胆にいけるのかな?その辺は次回以降の話を見てみないと何とも言えないところですね(*_*;
まぁ、この辺も前回書いたように僕が原作に引っ張られ過ぎないのかもしれないなぁなんて思うんですけどね。やっぱり、原作と切り離してみるのは難しい‥‥‥。
話はこの後、富岡はスーパーの前で脅迫状の段ボールに隠れながら脅迫状の犯人が来るのを待っていて、犯人が登場しようやく正体が判明。結局逃げられちゃうんだけど、次回意外な形で‥‥‥。っていうところまでが第二話のストーリーになります。
そんでこの第二話の最後の場面もちょっとうーん‥‥‥って思うところはあったんだけど、まぁそこはスルーしておきます。
メモとして
ここでちょっと話はずれるけど、個人的にちょっといい感じだなーと思ったのが、借金取りのリーダー島田を演じているラッパーのDOTAMAさん。
見た目は超普通っぽくてスーツを着ている姿はサラリーマンそのもの。彼はとてもラッパーには見えないんだけど、その普通っぽい人が借金取りのリーダーをしているのが不気味な感じがするんですよね。
見た目は普通なんだけど、きっと中には狂気みたいなの秘めてるんだろうなぁっていうのを想像させてくれて、個人的には好きな配役でした。原作の島田もすんごい怖いし絶対に絡みたくないと思うんだけど、原作とはまた違う怖さを見せてくれたと思いました。登場シーンはほんのちょっとしかなかったんだけど印象的でしたね。
そんなわけで、DOTAMAさんは今後も色々な作品で見て見たいなぁと思いましたね♪
まとめ
というわけで、今回もあーだこーだ言いながらテレビドラマ『わにとかげぎす』第二話の感想を書いてみました。
前回も言った通り原作とどーしても比較をしてしまう部分はありますが、ドラマならではのオリジナルの部分や、実写版ならではのおもしろいところいいなと思うところを探しつつ見ていきたいと思います♪
当然次回も見るぜ!!ということでわにとかげぎすの第三話も楽しみに待つつもりです♪
それではまた!!
漫画の実写化ってどーいうスタンスでみればいいのよ?