ディズニーピクサーの映画がすげぇっていうのはもう僕が言うまでもないと思うんだけど、その中でも特に思いレが深い作品っていうのがあって、それがタイトルに書かれている『トイ・ストーリー3』っていう作品。
僕は映画を観るの好きなんだけど、あんまり映画館で映画見ないんですよ。まぁ、その時点で「映画好きじゃねぇよ!!」って言われたらそれまでなんだけど、どっちかというと家でのんびりしながらテレビとかPCなんかで観たいってタイプなんです。
でも、この『トイ・ストーリー3』だけは、日本で放映されるって決まってから「絶対に映画館で観よう!!」って決めてたんですよね。なぜかというとトイ・ストーリーの1と2のクオリティにビックリしちゃったから。どっちもたまたま家で見たんだけど、最初見た時ホントにびっくりしちゃったんですよ。
「何このクオリティ!?えっ、しかも1って95年の作品なの?」
素人目線だけど、今普通に映画館で上映しても十分じゃね?って思ってしまうCGのきれいさはほんとに素晴らしいと思うし、おもちゃたちが繰り広げるドタバタ劇と、おもちゃ目線の冒険劇はハラハラするし、だんだんとおもちゃ同士の友情が深まっていくストーリーも好きです。
当然のことながら録画して何度も見たし、2も録画して何度も見ました。どっちも面白い。こりゃ、3も見るっきゃねぇ!!ってことで映画館で見ることにしたわけです。
そんなわけで、今回は映画『トイ・ストーリー3』のざっくりとしたあらすじや、映画の見どころなどを中心に書いていこうと思います。
※ネタバレありなのでご了承ください。
トイ・ストーリー3のあらすじをちょっとだけ説明
知らない方のために、ざっくりとあらすじを説明。
トイ・ストーリという作品はおもちゃたちが生きているという設定になっています。主人公はカウボーイ人形のウッディ。そして彼の相棒はスペース・レンジャーのバズライトイヤー。他にもカウガールのジェシーと馬のブルズアイなどたくさんのおもちゃたちとともに、アンディという少年のおもちゃとして長年過ごしてきました。
アンディの遊び相手として活躍したウッディたち。いつまでも楽しい時間が続くかと思われましたが、アンディが年齢を重ねるにつれてだんだんと活躍の機会がなくなっていきます。
そして時はたち、アンディは17歳になりました。彼は大学入学のため長年過ごした実家を出て寮に入ることに。自分たちの持ち主であるアンディがいなくなってしまうということで、おもちゃたちは戦々恐々。最後の悪あがきとばかりに自分たちの存在をアピールするも撃沈。アンディにとって特に愛着のあるウッディ以外のおもちゃたちは、屋根裏部屋にしまわれてしまうことになるわけです。
ところがおもちゃたちは、ちょっとした手違いから保育園に寄付されることに。待っていたのは、保育園で子供たちの相手をするたくさんのおもちゃたち。保育園でおもちゃたちが楽しい生活を送っていると聞かされたアンディのおもちゃたちは、「これからまた子供たちと遊ぶ充実した日々が始まる」と喜んでいたのでした。
唯一ウッディのみが「アンディのもとに帰ろう」とみんなを説得しますが、新生活に希望を抱いた彼らは聞く耳を持ちません。ウッディはやむなく保育園を離れます。そして残されたおもちゃたちは保育園の子供たちとともに楽しい新生活をむかえるかと思いきや‥‥‥。
子供だけじゃない、大人が観ても楽しめる作品!!
この映画の最大の特徴は「子供だけじゃなく大人も楽しめる」ってことですね。
CGで美しく滑らかに表現されたおもちゃたちの世界は、シンプルに「ピクサーすげぇぇ!!」って思わされます。おもちゃたちの動き、表情、背景などなど、クオリティの高さには驚かされるばかりです。
特に僕が印象的だったのは、終盤にウッディたちがごみ焼却施設に入れられてしまった時ですね。何もしなければ燃やされてしまうという状況でウッディたちは必死に逃げようとするんだけど、とうとう万策尽きてしまうんです。
見つめ合うおもちゃたち。そして覚悟を決め手を繋いで最期を迎えようとするおもちゃたち。その時の諦めや悲しみなどの入り混じった彼らの表情が見ていて、とてもつらかった。「えっ?みんな燃やされちゃうの?ウッディたちもうダメなの?」ってマジで思っちゃいましたからね。ホントそう思わされる表情をしてたんですよ。このシーン普通に泣きましたからね。すごいよピクサー!
またストーリーも良かったんですよね、これが。今回はアンディとウッディや他のおもちゃたちの別れを描くことで、子どもから大人になり成長するということは様々な別れが待っているということを僕たちに実感させてくれるんです。人は成長すると次のステージに進む。誰にもそれを止めることは出来ないし、受け入れなければならない。いかに愛しい存在であっても、ずーっと一緒にいることは出来ないし、引き止めちゃいけない。まさに人生そのもの。
おもちゃ目線で見ると、いつまでも自分たちと遊んでくれる子供だったはずのアンディが、いつの間にか大人になり、自分たちではなく、別のものに興味の対象が移っていくというのは辛いし、受け入れがたいものです。
でも、最後にはおもちゃたちはそれを受け入れます。アンディはおもちゃたちを近所に住むポニーという女の子に譲るのですが、旅立つ前にウッディや他のおもちゃたちと最後のあそびを楽しむことに。昔のようにアンディと一緒に遊ぶおもちゃたち。言葉や表情には出さないけど、彼らはとても幸せそう。この辺もウルウル来たなぁ。
そしていよいよ旅立ちの時、車に乗り込みポニーと一緒にいるおもちゃたちを少し寂し気に見つめるアンディ。
「ありがとう。みんな。」
そして、アンディが立ち去る車を見つめながらウッディも最後の言葉を。
「あばよ、相棒。」
子供はいつか親(おもちゃ)を離れ、おもちゃもいつか子供から離れなければならない。
アンディが小さな時からの相棒でもあり、時には親のように暖かく見守っていたウッディの心情を思うと、ここでもウルッと来たというか、普通に泣いてました。劇場暗くて良かった(笑)っていうか、前にテレビでやってた時も泣いちゃったよ。僕はどんだけ涙もろいんだ(>_<)
まとめ
そんなわけで、今回は『トイ・ストーリー3』について語ってみました。まぁ、要約するとCGのクオリティがものすごくてビックリするし、感動するし、大人でも楽しいし、心揺さぶられるし、泣けるしってことで、すごい映画です。(言葉足らずですいません。)
僕にもし万が一にも子供ができるなんてことがあったら、一緒に観たいなと思った作品の中の一つでした。子供が観てもいいし、僕のような大人が観てもいい。
まぁ本作だけでも楽しめるんだけど、できれば『トイ・ストーリー』と『トイ・ストーリー2』も観てほしいところ。そしたらもっとキャラ同士の関係性とか、過去の話もひっくるめて3を楽しめるんじゃないかな?僕としてはシリーズ通して観てほしいし、観て損はない作品だと思っています。
それでは今回はこの辺で失礼します。