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漫画家清野とおるのスナック取材術が面白かった!

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先日テレビでたまたまタモリ倶楽部を見ていたんです。そしたらその時の内容がなかなか興味深いもので、

 

「新人エッセイマンガ家必見!取材する酒場で気に入られる方法」

 

という内容でした。そこで今回のテーマにふさわしいゲストとして赤羽を舞台としたマンガ『東京都北区赤羽』というマンガを描いている清野とおるさんをお招きし、「どうすれば取材と気づかれずにお店やお客さんに気にいられるのか」というのをレクチャーしてもらっていました。

 

ちなみに清野さんはメチャメチャスナックの取材に行かれていて、北区内で1000件はいってるって答えてましたね。1000件って‥‥‥。毎日3件近くはしごしなきゃ達成できないですよね‥‥‥。

 

今回は清野さんが話していたスナックの取材方法がとても面白かったので、こちらで共有させていただこうと思います♪

 

清野とおるのスナックでの振る舞い方

 

①スナックに入る前から気を付けろ!!

清野さん曰くスナックでは30代40代はひよっこだそうで、カジュアルな姿で行くと警戒されてしまうことがあるとのこと。

 

そのため清野さんはスナックのママに警戒されないように、第一印象をとても大事にしていてきちんとしたサラリーマン風のスーツを着てビジネスバッグを持ち、メガネをかけることで、「ちゃんとしている」ということを演出しているそうです。

 

ぶっちゃけ、考えすぎじゃね(笑)とも思いましたが、おそらく1000件以上のお店を取材した末に生み出されたノウハウなんでしょうね。僕も30代なので仮にスナック行くとしたらスーツ姿で行かなきゃいけないのかな‥‥‥。

 

②スナックの中にはいる前にすること

さらにここからがおもしろい。まずスナックの中の様子をうかがうのですが、いきなり入ることはしないんです。

 

まずカラオケ中の入店は厳禁です。なぜなら常連さんが歌っている時に入ったら場の空気が壊れてしまうから。そのためまず店内の音に注意を払い、歌い終わりの拍手が終わったタイミングで数センチドアを開けて店内を物色します。その数センチでどういう店かを判断し、中にはいるんだそうです。

 

ちなみに、清野さん曰く中をのぞいたときにヤバそうお店なほど漫画のネタになるのでiいいとのこと。その辺が僕ら一般人とは違いますね(笑)

 

③乾杯の極意

清野さん曰く乾杯の際にはやってはいけないことがあるそうです。それはグラスの位置を高くしすぎたり、低くしすぎたりしてしまうということ。

 

まずグラスを高く上げすぎるとママに気を使えない男と思われてしまい、逆に下にやりすぎると、今度はママを気の使えない人に落としてしまう。

 

具体的には乾杯のグラスの高さはテーブルから大体15㎝ぐらい。ママに下から乾杯できるチャンスを残すのがいいんだそうです。

 

このルールは別に誰に教わったというわけではなく、清野さんが飲み歩いていてこうした方がいいんじゃないかという、ある意味独自のものなので正解なのかどうかはわかりませんが、スナックに行ったら試してみるのもいいかもしれません(>_<)

 

④会計時の注意点

会計時に注意したいのは細かいお金で会計をしないということ。なぜかというと細かいお金で会計するとママに貧乏人扱いされる恐れがあり、あんまり太い客にならないんじゃないか?と思われてしまうからです。

 

なので会計時には細かいお金で会計をしないのが大前提。そして財布を出す前に「カードを使えるか?」を聞くことで社会的にちゃんとした人間かどうかをアピールするんだそうですね。確かにクレカは勤め人じゃないと作れない場合もありますからね。とはいえ、考えすぎやろ(笑)とも思ってしまいますが。

 

そこでクレカでの支払いがオッケーならクレカで支払いますし、クレカがNGならまず「細かいのないんですけど大丈夫ですか?」とママに気を使うふりをします。その上で出すのは1万円。その際財布の中にはポイントカードは入れないでおきましょう。そして財布中の1万円を見せつつ、「私はちゃんとお金を払えますよ」というのをアピールするんだそうです。

 

はたしてここまでやる必要があるのかどうか(笑)という感じでした。

 

まぁ、何度も取材に通うのなら「この人はちゃんとお金を払ってくれるお客さん」と思われた方がママとの関係もいいだろうし取材もやりやすいですよね?おそらくですが、清野さんはそういうことを考えて色々気にしているんだと思います。それにしても気にしすぎ(^^;

 

⑤席の座り方

ここからはスナックの席の座り方です。自分が座っているところに三人の新規客が来た時どーするか?というシチュエーションでお話をされていました。下手で申し訳ないですが↓のようなシチュエーションです。

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カウンターがあって、その前に席が7つあります。別のお客さんが左から2つ目の席、そして自分は右から3番目の席に座っている状況。そこに新たに3人の新規のお客さん(3人組)が入ってきたという場合です。

 

やはり新規の3人組は隣同士で飲みたいものですよね?でも、現段階ではどうやっても2人と1人にわかれざるを得ない。ここでどうするのか?

 

まず、右端の席に移動します。ただし、ここで注意点が!!それは

 

「ママにいわれる前に右端へ移動すること」

 

こうすることで、ママに感謝をしてもらえるんだそうです。どんだけ気を使うんだって話ですね。

 

さらに、自分が席を譲ったお客さんからも感謝されたいので、早めに席を立ってゆっくり移動して気づいてもらえるようにするんだそうです。さらにグラスは元の席に残しておいて、新規のお客さんが席に着いたらグラスを回収し、その際元いた場所をおしぼりでふくようにします。

 

そうすることで、「自分は席を譲りましたよ。」というの新規のお客さんにアピールするということですね。ここで新規のお客さんから「すいません」と言われたらこっちのものだと清野さんはおっしゃっていました。疲れるわ(笑)

 

さらに別のシチュエーションも。今度はカウンターだけの狭いお店でお客さんの心をつかめる位置はどこか?ということについてです。↓のようやや狭いスナックの場合どこに座るのがいいのか?というのを清野さんが教えてくれていました。

 

ちなみにこの店はギリギリ人が一人通れるぐらいというつくりになっています。

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この際に清野さんが座るとしたら右はじ。なぜならトイレに行く際にすいませんをきっかけにコミュニケーションとることができるし、トイレから帰ってくるときもやりとりができるから。要は仲良くなれるきっかけがもてるからなんですね。ここはなるほどと思いました。

 

さらに清野さんはちゃっかりしていて、スナックにいるお客さんの中でマンガのネタになりそうな客にはさりげなくボディタッチをしたりして距離を詰めるんだそうです。いやぁ、すごいね。

 

⑥初見の店で嫌われないための魔法の質問

清野さんは初めてのスナックに行った際には必ずある質問をするんだそうです。それは「こちらのお店 営業時間何時から何時までですか?」という質問。

 

この質問をなんでするかというと営業時間を聞くことで「また来たい」という意思を暗に匂わせたいからだそう。つまり、営業時間を聞くことで次も来るよというのをアピールするということですね。

 

ちなみにこのテクニックは2度と行きたくないようなヒドイ店にも活用可だそうです。店から脱出するときにこの質問をすることでそのお店から敵視されずに済むらしいです。ほんとかね(笑)

 

⑦スナックで常連さんが先に帰る際のお見送り方法

 さらに、今度は変えるお客さんへのふるまいも教えてくれました。清野さんは他のお客さんが帰り際に店内を振り返る際に目を合わせてあいさつをするんだそうです。なぜなら帰るときに誰も見てくれていないと帰るお客さんは凄く寂しいんですね。その中で自分だけ目を合わせることで、気分良くなってもらえるからとのこと。

 

いやはや、買えるお客さんにまで気を使わなきゃいけないとは、この取材相当過酷な気がしますね(^^;それを毎日のようにやっているわけだから頭が下がります。ほんとすげぇな‥‥‥。

 

まとめ

 

というわけで、今回はタモリ俱楽部に登場したマンガ家清野とおるさんのスナックでの取材方法、振る舞い方について書いてみました。

 

番組を見ながら「この人そんな毎日のように飲み歩いていてこの人大丈夫なのかな?」なんて思ったんですが、案の定最近お酒の飲み過ぎで体調が悪くなってしまったそうです。そのため『北区赤羽』の連載はいったん終了予定で体調が復活したらまた連載やるかもしれないみたい。まぁ、そりゃそうだよね‥‥‥。健康第一で無理せず作品描いてほしいなぁ。

 

 

ちなみに今回披露したノウハウについても書かれたコミックが発売するらしいので、興味がある方はぜひご覧になってみてください♪

 

それではまた!!