マンガから学ぼうシリーズ!!今回は歴史マンガの大作『三国志』からです。
三国志も僕たちの生き方や考え方に役立つことが山ほど書かれている作品です。今回はそんな三国志の第一巻から学んだことを書いていきたいと思います(^^)
三国志、第一巻の簡単なあらすじ
まず、このマンガの簡単なあらすじから書いていきます。
時代は後漢末期。西暦でいうと180年ぐらいのこと。この時期の中国は政治が腐敗し飢饉などで国は乱れていました。
そこに張角という人が創った太平道という教団が現れ、「黄巾の乱」という大規模な反乱を起こします。
反乱によりただでさえ疲弊しきっていた国はさらに乱れてしまいます。
そこに登場するのが本作の主人公劉備玄徳です。彼は田舎の村で母と二人暮らし。黄巾の乱と国の乱れを憂う青年でした。
そんな劉備ですが、彼は田舎の村でむしろを織ったりスダレを作るなどして暮らしていた身。国の危機を思いながら実際に何かをするというわけではなかったのです。
そんな彼に転機が訪れます。あることがきっかけで母から自分が元々は中国を統一した帝王の血をひくものだということを知るのです。なぜ?そのことを母は黙っていたのか?それは帝王の血筋をひくものと知られたら命を狙われる可能性があったから。そのため劉備の先祖は百姓として身分を隠すことでその危機から逃れていたのです。
自分は帝王の血筋をひく人間。そのことを認識した劉備は世のため人のために立ち上がろうと考えます。
そこで出会ったのが、三国志でも有名な張飛と関羽という二人の豪傑です。劉備が皇帝の血をひくものと知った二人は、彼を大将に義勇軍を結成し黄巾の乱平定のために立ち上がるのです。
目標を達成するためには何かを諦めなければならない。
ついに国のために立ち上がることを決意した劉備。しかし、彼には生まれ育った故郷の村があり、そして何より女手一つで育ててくれた母がいます。国のために立つということは故郷を捨て、育ててくれた母親をおいていかなければならないのです。
劉備は母親思いの優しい青年。そんな彼の性格を見抜いて母はこんな言葉をかけます。
男は立ち上がるべき時に立ち上がらなければなりません
母のことは何も心配せず自分の信じる道を進みなさい
引用元:三国志 横山光輝著(希望コミックス)p184
母のこの言葉を受け、劉備は国を救うために立ち上がるのです。つまり、国を救うという目標を達成するために、育ててくれた母親との生活をあきらめたというわけですね。目標を達成するためには、その分何かをあきらめなければなりません。全てを得ることはできないのです。
僕たちも劉備のような壮大なものとまではいかなくても何か高い目標を達成したいと思うことはあるでしょう。でも、目標を果たすためにはそのために時間を注がなければなりません。
受験を例にしてみましょう。今の自分では到底届かない学校に受かるためにはどうすればいいでしょうか?その分娯楽の時間を削るスマホをいじるのをやめるなど、何かをあきらめなければらないのです。めいいっぱい友達と遊んで、スマホでものすごく時間を使ってなおかつ恋人とデートもして受験にも受かるというのは至難の業です。
劉備は国を救うという目標のため母親との穏やかな日々をあきらめました。あなたは高い目標を達成するために何かをあきらめられるでしょうか?
ぜひ劉備を見習って目標達成のために何をあきらめるか?を考えてみてください♪
まとめ
今回は三国志の第一巻から学んだことを書いてみました。また今後も三国志から学んだことを書いていければとかんがています♪
それではまた!!