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劉備の母親から、かわいい子でも時には厳しく突き放すことが必要だということを学んだ。

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今回は三国志第三巻から。

 

劉備は田舎の警察署長をやめ、その後紆余曲折あって関羽、張飛と再開することを約束しいったん別れます。

 

この時には劉備が黄巾の乱で乱れてしまった国を救うため故郷の村を離れてから数年経っていました。彼は数年ぶりに故郷の楼桑村に置いてきた母を訪ねます。

 

ここで、あなたが劉備のお母さんだったらどういう反応をしますか?おそらくですが「お帰り!よく帰ってきたね♪」とでも言って、息子の活躍をねぎらうでしょう。

 

ところが劉備の母は違うんですね。

 

「おまえなんで帰ってきたんだ?民衆のために立ち上がったんだろ?まだ何も達成してないじゃないか!!」(こんなニュアンスね。ほんとはもっと優しいよ。)

 

そして、帰ってきた息子にお説教を始めるのです。あなたのことはこの大地に捧げたのだ。だから帰ってきてはいけない。もし自分がいることが気になるのなら、自分はここで命を絶とうと、こういって劉備を突き放すんです。

 

そんな母の覚悟を知った劉備は、つかの間の再会にもかかわらず再び村を去っていきます。

 

気丈に息子を追い返した母。しかし、立ち去る劉備の後姿を見ながら思わずこういうのでした。

 

冷たい母と思わないでおくれ

引用元:三国志第三巻 横山光輝著(希望コミックス)p126

 

このセリフを言いながら涙を流した母の思いは、読者の方にも伝わるでしょう。

 

かわいい子でも時には突き放すことも必要かもしれない

数年ぶりの帰郷にもかかわらず、息子を冷たい態度(のように見せて)追い返した母。中には「少しぐらいゆっくりさせてやれよ。なんて冷たい母親なんだ。」と思う方もいるでしょう。僕も少なからずそう思いました。 劉備はまだ大きな目標は達成してはいませんが、黄巾の乱では活躍したのだし、少しぐらいねぎらってやってもいいのではないかと。

 

ただ、ここで気を抜いてしまってはこれまでの努力も水の泡です。元々劉備は母親思いの優しい子。また、母との生活が始まってしまったら彼の中では次第に母の存在が大きくなってしまい、それが「世の中を正す。」という大義を果たす際の足かせになってしまうかもしれません。

 

「母としては嬉しい、でもそれじゃあいけない。それじゃあこの子が本当の目的を果たせなくなってしまう。」

 

だから、心を鬼にして劉備を追いだした。そう考えるとこのお母さんすげえなって思うわけです。憎いならともかくかわいがってた息子ですよ。なかなかできるものじゃありません。

 

劉備もきっとつらかったでしょう。もしかしたら「何で久々に帰ってきたのにこんなに冷たくするんだ!!」って憤ったかもしれない。でもお母さんの覚悟は確実に伝わっています。そしてこう思ったはずです。

 

「次は胸を張って母に会えるように、必ず目的を果たそう。」

 

この誓いはちょっとやそっとじゃ揺らがないでしょう。きっと大きなことを成し遂げてくれるはずです。

 

まとめ

今回は三国志の第三巻から「かわいい子でも時には厳しく突き放すことが必要だ」ということを学びました。

 

目的を達するためには子供と言えど時には突き放す。僕は結婚もしてないし子供もいないけど、果たして親になったらこれができるだろうか?なんか甘やかしてしまいそうだななんて思うのだけど、ちょっとでも劉備の母を見習えればと思います。

 

それではまた!!