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水木しげるを知りたければ『昭和史』は必ず読むべし!!

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今日は僕が大好きな水木しげる先生の作品の中でも『特にオススメ』の作品を紹介したと思います。それがこちら!!

 

 この本のタイトルを見た時に「何この本??面白いの?」と思った方もいるでしょう。「単なる昭和の歴史本?興味ないよ。」そんな風に思った方もいるかもしれません。

 

水木しげる先生と言えば『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』が代表作ですし、妖怪漫画の大家として名をはせている方です。そんな先生が描く『昭和史』

 

「ハッキリっ言って、水木作品の中で一番面白い」

 

と思っています。(ちょっと言い過ぎたか?)

 

僕は全ての水木作品を見たわけではありませんが、特に何度も見たくなるのは鬼太郎とこの『昭和史』なんです。何でそんなに見たくなるのかって??それは‥‥‥

 

 

「先生の人生がそこら辺の漫画の主人公よりも波乱万丈だからです。」

 

先生の人生って波乱万丈すぎて、人生2回やっても出来ないんじゃないかっていう位色々な事を経験しています。

 

その中でも特に外せないのが戦争体験ですね。確実に死ぬであろうと言われた南方ラバウルへの出征。敵の攻撃で片腕を失い、マラリアにかかり死の淵をさまよいながらもなんとか命は失わずに済んだ。栄養失調か病気の影響かは分かりませんが、その時頭髪はほとんど抜け落ちたそうです。(この時先生は20代前半)

 

そんなヤバい状況の中、現地の住民と仲良くなり『パウロ』と慕われ、戦争が終結し日本に帰る時には「お前のために家を作るから帰らないでくれ」と引き止められる。(先生、一度はそのまま現地に残ろうとしたとか)

 

結局一度は日本に帰るのですが、その後先生は何度も現地の人と交流しに南方に旅行をしています。(現地の人とのエピソードもぜひ見てほしい!!)

 

「こんな漫画家、他にいますか?」

 

もちろん、他にも戦争に行った漫画家やアーティスト、表現者の人は沢山いたでしょう。でも、こんな体験をした漫画家は「水木しげる」をおいていないはず!少なくとも僕は聞いたことがありません。

 

そして、自分自身の戦地での体験をここまで克明に描いた漫画作品というのを僕は見たことがありません。そこに価値があると僕は思います。

 

はっきり言って、この漫画を見たら戦争なんてものは『お国を守るため』なんていういくら理由があったとしても絶対に行きたくないと思うはずです。それ位壮絶で、悲惨で、残酷で、無慈悲で理不尽なもの、それが戦争です。

 

ただ、そんな悲惨な戦争という暗い時代がありながらもどこかポップで笑えてしまうのもこの『昭和史』という漫画の特徴です。その理由はもう明確で

『水木しげるというキャラクターが面白いから』だといえます。

 

普段の先生はどこか抜けてて、滑稽で笑える人なんです。それは戦地でも発揮されていて、しばしば上官に目をつけられることもあったよう。具体的なエピソードは本書に譲りますが、「これも水木先生じゃなきゃしないよなー」なんていう事ばかりです。

だから、現地の人に慕われたりもするわけですね。

 

そんなエピソードがこの漫画にはたくさん詰まっています。ただの、歴史漫画ではありません。ただ客観的に昭和史を描いた漫画じゃないんです。

 

『水木しげるという漫画家が生きた昭和という時代を描いた漫画』です。

 

昭和の歴史を大まかに知りながら、エンターテインメントとしても楽しめる!

それが『昭和史』という漫画です!

 

ぜひ、水木先生の作品をこれまで見たことがないという人もご覧になってみて下さい。

妖怪漫画が好きでないという人でも大丈夫です。妖怪はほとんど出てきませんからね(^^

きっとあなたの心に何かを残してくれるはずです!

 

それではまた!!