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悪のカリスマディオから学ぶ、人を従わせるための方法。

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ジョジョの奇妙な冒険では、第一部の主人公、ジョナサン・ジョースターを始め彼の血をひいたジョースター家の子孫たちが主人公になっています。

 

そんなジョースター家には毎回ライバルであったり、倒すべき敵が登場するわけですが、その中でも特にジョースター家と因縁が深いのがディオ・ブランド―という男です。

ディオはダリオ・ブランド―という男の息子です。ダリオはジョナサン一家が事故で死にかけた際に介抱をしてあげました(本当は金品を盗もうとしていた)ジョースター家にとってダリオは命の恩人ということになっています。そのダリオが亡くなり、母親も既になく天涯孤独になったディオはジョースター家に引き取られることになったのです。

このディオという男がとてつもない悪人。いっけんとてもさわやかな好青年に見えますが、腹の中は真っ黒。ディオにはジョースター家から受けた恩に対してみじんも感謝の気持ちなどありません。それどころか大人になったら自分がジョースター家の財産を奪い取ることを企んでいるのです。

 

ディオの人を友達にする(従わせる)ための方法とは?

ディオの恐ろしさは、腕っぷしの強さもさることながらその頭の良さ、狡猾さにあります。彼はジョナサンから財産を奪うためにまず彼の友人たちを彼から奪うことを考えるのです。

 

その時のディオの方法というのが「なるほどなー。」と思ってしまうものだったんです。いやいや、感心してる場合かって話なんだけど、確かにこうすればディオに従う人って増えるだろうなぁなんて思います。それはディオの次のセリフから読み取ることができます。

 

フフフ

強いヤツとか

なにかをしてくれるヤツと

友達になりたいとは

誰もが思う事!

こうやってまず

ジョジョから

友人たちを取り上げる

引用元:『ジョジョの奇妙な冒険』第1巻 p59 著者 荒木飛呂彦 集英社 

 

 

「人は強いヤツとかなにかをしてくれるヤツと友達になりたいと思う」

 

これは非常に的を射た考えだと思います。

 

①人は強いヤツと友達になりたい

強いヤツ=力を持っているヤツとも言えるでしょう。悲しいかな、僕も含めてですが人というのは巨大な力には弱いのです。

 

ただ、一言で力と言ってもイメージしにくい人もいるでしょう。そう、力とは一つではなくいくつもあるものです。

 

例えば腕力。幼少期であれば腕っぷしの強いガキ大将に逆らえずに従う人はいたと思います。また時代はちょっと古いかもしれませんが学校の番長や、暴走族の総長なんかも腕っぷしの強さで人を従わせていたりします。(もちろん、それ以外の理由で番長や総長に選ばれる人もいますが‥‥‥。)

 

また権力にも人は弱いですね。巨大な権力をもつ政治家にへ―コラする人は多いだろうし、会社内で絶対的な権力をもつ社長であったり、オーナーには何も言えない、命令には絶対服従という立場の人もいるわけです。

 

ディオはまだ権力は持っていなかったので腕力の力を使いました。ジョナサンと1対1のボクシング対決をして彼を完膚なきまでに叩きのめすことで、周りにいた少年たちの心をつかんだのです。

 

おそらく順調にいけば、のちのちジョナサンを蹴落としジョースター家の財力を手に入れ、さらにその財力を足掛かりに政治家になったり、企業を率いる立場になり、巨大な権力をもつようになりさらに多くの人たちを従える立場になったはずです。

 

②人は何かをしてくれるヤツと友達になりたい

何かをしてくれるヤツというとちょっとわかりにくいかもしれないので、ここでは「自分にメリットを与えてくれるヤツ」とするとしっくりくるかもしれません。

 

こう書くと「いやっ、友達はそんな打算で出来るもんじゃない。」という反論もありそうですが、客観的に見ればおそらく大なり小なりお互いにメリットを与えあっているから友達になると僕は思います。

 

例えば小学校時代の友達であれば、「自分と笑いのツボが似ていて自分を笑わせてくれる。自分に楽しい時間を提供してくれる。」とかね。気が合うから友達になったという人もいるとは思いますが、それも「こいつとは考えや価値観も似ていて楽しい時間を過ごせるから。」という理由が隠れていたりします。

 

そもそも互いに何も感じていなければ、距離が近づくこともないだろうしましてや友達になんてなることはないでしょう。せいぜい知人レベルでとどまるはず。そう考えると友達になるということは少なからず互いにメリットを感じているからそういう関係になると言えるでしょう。

 

ちなみに、ディオの場合には誰も見たことのない花火を披露することで少年たちの心をつかむことに成功しました。つまりここで少年たちは「ディオと友達になれば自分が知らない新しいものを見せてくれる、ワクワクさせてくれる。」というメリットをはっきりと認識したわけです。

 

ただディオは別に周りにいる少年たちと友達になるつもりはなかったと思います。あくまで「周りの少年たちが自分のことを友達だと思わせておけばいい。」という考えだったはず。慕わせておくことで自分の地位も確立できるし、ジョナサンを孤独に追い込むこともできるからです。利用するための友達でしかなかったんですね。

 

改めて振り返ってみるとディオという男は恐ろしい男だということを実感しますね‥‥‥。この考えを少年のころから理解し実践しようとしていたわけですから。この考え方を自分で学んだとしたらとんでもない少年ですね(*_*;

 

ディオのような人に従わないためにはどうすればいいのか?

世の中にはディオほどではないにせよ、人を従わせよう、利用しようと考える人間はいるものです。では、そういう人たちに従わされないようにするためにはどうすればいいのでしょうか?

 

一番確実なのはその人に近づかないことでしょう。

 

自分を従わせようとする人から距離を取る、その人の影響下から離れるようにする。近くにいれば、ディオのような人はその頭の良さとずる賢さ、そして上手い話術を駆使してあっという間にあなたを虜にしてしまうはず。

 

もし、あなたが従わないのであれば相手はその力をもって何かしらの危害を加えてくることだって考えられます。ディオも作中ではジョナサンに対してかなりひどい仕打ちをしています。

 

とにもかくにもその人物に従わされないようにするにはその人物tから離れるというのが一番安全な道です。危険人物からは距離をおきましょう。

 

まとめ

今回はジョジョの奇妙な冒険の登場人物、ディオ・ブランド―が実践している人を従わせるための方法について書いてみました。

 

一つ注意してほしいのですが、僕はこのディオのやり方で人を従わせろと言いたいわけではありません。むしろ「こういうやり方で人を従わせてくることもあるよ。」という事例を紹介したくて今回記事を書きました。

 

さすがにディオほどの悪人と遭遇することはそうそうないと思いますが、それでもディオのように人を利用しようと考える人はいるわけです。そういう人の影響下に置かれないためにも、実際に悪人がやっている方法を知っておくことは大切です。

 

ぜひディオのような人にコントロールされないためにも、ジョジョを読んでその対策をご自身でも考えてみてくださいね♪

 

それではまた!!