僕が映画を観る時って、テーマが重かったりして、真剣に集中してみたいなーって時と、割と気軽に観たいなーって思う時があったりします。
今回僕が観た『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』っていう作品は後者でした。
わかりやすい映画だし、あんまり細かいこと考えずに気軽に楽しめるそんな作品だったと思います♪そんなわけで、今回はこの作品の見どころや個人的に良かったなと思うところについて書いてみようと思います♪
※ネタバレありなのでご了承ください。
料理がとにかく美味しそう!!
本作は一流レストランでシェフをしているキャスパーという中年男性が主人公。主人公がそういう職業なので頻繁に料理シーンが出てくるんだけど、まぁそれがうまそうなんですよね。
野菜をサクサクサクッと包丁で切るところとか、食材を炒めたり、手際よく盛り付ける場面とかもうすべてが食欲をそそります。映画観ながら「ああ、うまそう!!めっちゃ食べたい!」って何度言ったことか。やっぱ食べものはひきが強いっすね♪よだれが出そうになりました。
後に主人公はとある理由でレストランをクビになります。落ち込んだ彼は元妻からの勧めで故郷のマイアミへ。そこで食べた熱々のキューバサンドイッチを食べてフードトラックを始めようと思うわけですね。
当然売るのはキューバンサンドイッチ!!これはキューバンブレッドっていうパンにハムやチーズを挟んで、サンドイッチプレスでジュージュー焼いて作るんだけど
「これメチャメチャ食いてぇよ!!」
って思いました。いやぁ、このキューバンサンドイッチ見て食欲そそられた人メチャメチャ多いんじゃないかな?とにかくうまそうなのよ!!決して高級な料理じゃないし、お客に渡す時にはお皿に乗っけるとかじゃなくて紙に挟むだけなんだけど、そのB級な感じもまたいい!!はぁ、ほんと近くにキューバンサンドイッチ売ってないかなぁ。マジで食べたい。
いったん落ちたところから、上がっていく感じに元気をもらえる!!
先述したように、主人公のキャスパーはレストランをクビになっていったんすべてを失います。そんで、フードトラックでキューバンサンドイッチを売りさばく旅にでるわけだけど、その上がっていく感じがとてもいいんですよね。めっちゃ元気貰えます。
キャスパーは離婚した妻のもとにいる息子のパーシーと、クビになったレストランの同僚で友人のマーティンとともにフードトラックの営業を始めます。まさに一からの出直しなわけですよね。いったんすべてを失ったところからの再スタート。フードトラックも最初はボロボロです。狭いフードトラックは元いた高級レストランの厨房のように設備が整っているわけでもありません。
でも、キャスパーは気にしません。「自分のつくりたい料理でお客さんを喜ばせたい」その一心で、パーシーとマーティンとともにキューバンサンドイッチを作りまくります。三人ともサンドイッチを作ってるとき、すんごい楽しそうなんですよね。サンドイッチはこれがメチャメチャ人気になってお客さんが次から次に来るので、めちゃめちゃ忙しいんだけど、超充実してる感じが観てるこちらにも伝わってきます。
そんで、音楽も楽しいんですよね。僕は音楽詳しくないんだけど、フードトラックで移動中、実にテンションが上がる音楽が、彼らの旅を盛り上げてくれます。音楽のチョイスもメチャメチャいいので、終始「この旅楽しそう!!」って思わせてくれるんですよね。
また、この旅ではキャスパーの息子パーシーとの関係性というのも大事な要素として描かれています。パーシーは離婚した妻のもとにいるし、息子とはやや距離がある感じだったんですよね。でも、この旅で一緒に料理を作り、息子と会話を重ねていくうちに少しずつ距離を縮めていくわけです。
キューバンサンドイッチが売れる、音楽も楽しい、息子との関係も良くなるといった具合に旅が進むにつれて、どんどんどんどん状況がよくなっていく。この映画を観てるとシンプルに
「なんか人生楽しいじゃん!!」
そんな風に思えるわけです。なんかこんなに最後までスッキリ観ることができた映画は久しぶりなんじゃないかな?と思いました。いやぁ、観てよかった作品ですね♪
まとめ
そんなわけで、今回は『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』という作品の感想を書いてみました。
料理を楽しむもよし、音楽を楽しむもよし、すべてを失った主人公が前向きに進んでいく姿に勇気をもらうもよし。実に色々な楽しみ方ができる映画だと思います。
「気軽に楽しめる映画が観たい!!」
そんな方にはすごくお勧めの映画なのでぜひご覧になってみてください♪