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『プラトーン』は戦争の現実を僕らに教えてくれる名作である!!

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戦争映画はたくさんありますが、「特に印象に残っている作品を挙げよ」と言われれば僕は迷わずこの作品の名前を出すと思います。その作品名は『プラトーン』ベトナム戦争を題材にした作品で、戦争の残酷さや悲惨さを丹念に描いた力作。監督はオリバー・ンストーン。オリバ―・ストーン監督は実際にベトナム戦争に参加した経験があるとのこと。チャーリー・シーンやウィレム・デフォーといった役者たちが出演しています。

 

今回はこの『プラトーン』という作品について紹介してみたいと思います。

 

戦争の負の側面がリアルに描かれている

この作品の主人公はチャーリー・シーンが演じるクリスという青年。彼はアメリカ社会で経済的に恵まれない、少数民族や黒人、貧乏な人たちが仕事やお金を求めて戦争に行くなんておかしいじゃないかという正義感にあふれた人物。実際その正義漢のため、自分も大学を中退し、家族の反対を押し切ってアメリカ軍に入隊。ベトナム戦争に参加することになるわけです。

 

ところが、そんなクリスを待ち受けていたのは想像を絶する地獄でした。

 

戦地では昼も夜も敵に襲われる可能性があるため、兵士たちは慢性的な睡眠不足。うっそうとしたジャングルの中で、いつ敵から襲われるかわからない緊張感。ちょっとしたミスで仲間の兵士たちがバッタバッタと死んでいく現実。現実逃避のためにクスリに走る兵隊たち。極限状態の中での仲間割れ、理由も無く現地人を殺害しようとする狂気じみた味方の兵士。

 

戦地にはクリスがこれまで過ごしてきた人生とはまるで違う現実がそこにあるわけです。そんで、さらに怖いのがクリスもだんだんとそんな兵隊たちの生活になじんでいってしまうってことなんですよね。入隊した当初とは明らかに違う、戦地での経験が少しずつクリスという人間に狂気をまとわせてしまうわけです。

 

「戦争は人を変える」なんてよく言いますが、映画であれ、その光景を画面越しに見せつけられて思わずぞっとしてしまいましたね。やはり戦争というものは恐ろしい‥‥‥。

 

あと戦地では人の命はものすごく軽く扱われるというのがとてもよく分かる作品でした。大規模な戦闘後に敵味方共にたくさんの兵隊が死んでその死体をでっかい穴に放り込むシーンとかね。まるでごみを投げ捨てるかのように死体を放り投げていくシーンは、すんごく嫌な気持ちになったけど、多分本当にあったんだろうなぁなんて思いますね。

 

なんていうかな人の命は尊いなんていうのは戦場では通用しないんだと、戦場であっけなく死ぬし、まるで使い捨てのぼろ雑巾のように捨てられていくものなんだという現実をまざまざと見せつけられます。正直あまりにも僕らが生きる世界とはかけ離れすぎているし、残酷で悲惨で、恐ろしくて、目を背けてしまいたくなります。ただそれと同時に「これが戦争の現実なんだよな。目を背けちゃいけないんだよな」っていうのを実感させられます。

 

これだけ見るものに「戦争の恐ろしさ」を印象付けられるのは、オリバ―・ストーン監督自身が、ベトナム戦争に参加したことがあるからでしょう。監督自身もきっと相当心にダメージを負ったと思うんだけど、この映画を撮って戦争の現実を僕らにしっかりと伝えてくれたのは本当にありがたい事だと思います。

 

まとめ

というわけで、今回はオリバ―・ストーン監督の代表作である『プラトーン』について僕が思ったことを中心に書いてみました。

 

決して笑って楽しめる作品ではないけども、戦争の現実をとことん追求した素晴らしい作品でした。

 

「いざとなったら戦争も仕方がない」なんて思っている人はこの作品見た方がいいっすね。これ見て目を覚ましましょう。戦争なんてするもんじゃないってね。