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『ブラック・ジャック』個人的に思う、手塚治虫先生の最高傑作。

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漫画の神様、手塚治虫先生。

 

様々なジャンルにおいて、漫画家や漫画を愛する人たちにとてつもない影響を与えてきた偉人です。

 

僕自身、そんな手塚先生の作品を沢山読んできましたが、「何か一つこれだという作品を挙げるとしたら?」と問われれば迷わず『ブラック・ジャック』を挙げたいと思っています。

 

ブラックジャックを知らない人のために内容を簡単に説明。

 

天才的な腕を持つ外科医であるブラックジャック。彼は無免許で法外な治療費を要求するいわばもぐりの医者です。ただそんな彼の元にはその天才的な腕を求めて様々な事情を抱える患者たちが訪れます。

 

他の医者では不可能と思われるようなやっかいな病気やケガも、ブラックジャックはその天才的な腕と応用力で見事に対処。その驚異的な手腕には読者ながらに「ブラックジャックすげぇ!!」とうなってしまう、そんなすんごい医者が主人公の話。

 

ただ、ブラックジャックという漫画は「ただ、天才的な医者が患者を治してよかったね。めでたしめでたし」というお話ではないんです。

 

命とは何か?生きるとは何か?倫理とは何か?

 

そういったものをブラックジャックとその患者たちの関わりを通じて突きつけられるんです。

 

少年時代にこの本を読んだ時はただただブラックジャックのすごさ、天才的な外科出術の腕前に心ひかれていた僕でしたが、年を重ねるにつれてこの作品の読み方が全然違うものになりました。大人になって改めて気づくブラックジャックのテーマの壮大さ。そしてそれを描いた手塚先生の偉大さというのをしみじみと感じております。

 

この辺はおそらくではありますが、手塚先生自身が医療の道を志した過去とか、戦争体験とかそういったものが影響してるんじゃないかな?

 

生と死が身近にあるような状況の中、きっと先生自身が

 

「生きるって何なんだろう?」「人間って何なんだろう?」「正しいってなんだ?」「善悪って何なんだ?」「倫理ってなんだ?」

 

そういったことを生涯にわたって考えてきたんじゃないでしょうか?そしてその問いを読者であるボクたちにも突きつけた。それがこのブラックジャックという作品なんだと僕は思っています。

 

最初にも書いたけど、僕の中ではこのブラックジャックが手塚治虫先生の最高傑作です。色あせないテーマ、一話完結型だけど飽きない話の展開。何度読んでも飽きないし、深く心に刻まれるそんな作品です。

 

「医者を目指そうが目指すまいが、手塚治虫に興味があろうがなかろうがこれだけは読んどけ!!面白いこと間違いなし!!」

 

そう胸を張ってオススメできる作品だと思っています。純粋に感動できる話もあるし、現実の無情さ、命の儚さ、人間の残酷さに憤りを感じることもあるかもしれません。1つの作品の中で、これだけ様々なことを考える作品はそうはないと思います。

 

ブラックジャックを読んだことがない方は、漫画喫茶でもどこでもいいのでぜひ一度ご覧になってみてください。きっとあなたの心に残る一作になるはずです。

 

それではまた!!

 

 

ちなみにそんなブラックジャックが生まれた時のことが編集者目線で描かれている『ブラック・ジャック創作秘話』という作品も面白いです♪そちらもぜひご覧になってみてください♪

 

manga-suki.hatenablog.com