エンタメなしでは生きてけない!!

これは面白い!!これは人にすすめたい!!そんなエンタメ作品の紹介をしていきます!

吸血鬼として人間を超越したディオがジョナサンに負けた理由とは?

※このブログはアフィリエイト広告を利用しています。記事中のリンクから商品を購入すると、売上の一部が管理人の収益となります。

ジョジョの奇妙な冒険でも特に印象深いキャラの一人『ディオ・ブランド―』

 

彼は石仮面の力で怪物となって、人間の能力をはるかに超える力を身につけました。彼はその圧倒的な力で世界征服を企みます。そのため邪魔者である主人公ジョナサンたちを消し去ろうとするのですが、逆に倒されてしまうのです。

怪物と化したディオはパワー、スピードなどどれをとっても圧倒的にジョナサンを上回っていました。では、ディオはなぜ負けてしまったのでしょうか?それは

 

「成長することをやめたから」

 

ではないかと僕は考えます。

 

どんな強者でも成長をやめた時から衰退ははじまる。

 ディオは少年の頃、ジョナサンの住むジョースター家にやってきました。その時から野心家というか、人を利用し自分が上にのぼりつめることしか考えていない悪役ではありました。

 

ただ当時まだ人間であったディオはジョースター家を乗っ取るという歪んだ目的ではあったけれどそのために努力をしていました。ジョナサンの父ジョースター卿に気に入られるため、学校の成績はとても優秀だったし、食事作法も完璧にこなしていたのです。

 

ディオの育った環境は劣悪と言ってもいいぐらいひどいものでしたから、これらのことを成し遂げるためには相当の努力をしなければなしえなかったことでしょう。もちろん元々の頭の良さはずば抜けて入ると思いますが。

 

またこの当時のディオは自分は上に行く人間だと自覚する一方自らの欠点を認識し、それを反省、改善するという考えも持ち合わせていたんですね。

 

ところが、そんなディオの人生を変える出来事が訪れます。それが石仮面による吸血鬼への返信です。石仮面の力でディオは一夜にして人間を圧倒的に上回る力を手に入れてしまいます。

 

石仮面をかぶって吸血鬼になったディオの力は本当にすさまじいのです。銃で撃たれても死なず、ちょっと力をこめれば人間を破壊することなんて造作もありません。また触れた相手を一瞬で凍らせることもできてしまいます。

 

「俺は人間を上回る完璧な存在だ!!」

 

ディオがそう思い、自分の力を過信したとしても無理はないでしょう。どんなに人間が努力したところで人間を超えた自分に勝てるはずがないというおごりが生まれたのかもしれません。きっとこの時からディオは自ら成長することをやめてしまったのではないでしょうか?

 

一方ジョナサンは、少年時代から常にディオに二歩も三歩も先をいかれ、悔しい思いをしてきた男です。ディオの画策により孤独に近い思春期を送るハメにもなりました。

 

でも、彼は決して自分のことをあきらめなかった。自分が成長することをやめなかったのです。

 

その姿勢は自分よりも圧倒的な能力を持った吸血鬼ディオを目の前にしても変わりませんでした。

 

‥‥‥ちがう

信念さえあれば

人間に不可能はない!

人間は成長するのだ!

してみせる!

引用元:『ジョジョの奇妙な冒険』5巻 p56 著者 荒木飛呂彦 集英社

 

 

このセリフがジョナサンの生きる姿勢をあらわしていますね。

 

個人的には人間にも不可能なことはあるとは思いますが、信念があれば成長することはできるというジョナサンの姿勢には非常に共感します。人はどんな時でも成長することができるのだと勇気を与えてくれるセリフです。

 

  • 自分を完璧な存在だと過信し、努力を無駄だと断じて、成長することをやめたディオ。
  • 信念がある限り人間は成長できることを信じ、成長することをやめなかったジョナサン。

 

勝敗を大きくわけたのは二人のこの生きる姿勢の違いにあったのではないでしょうか?

 

いつでも人は成長することができる

人によって成長の速度は様々です。圧倒的な速度で成長をする人もいれば、ノロノロと亀のようなスピードでしか成長できないなんて人もいるかもしれません。もしかしたら自分の隣で圧倒的に成長している人を見て、焦ったりやる気を失ってしまうこともあるかもしれない。

 

ただ、勘違いしないでほしいのはたとえ成長スピードは遅いにせよ、成長しているということにはちがいないのです。

 

個人的に大事だなと思うのは「人と比べることなく昨日の自分よりも少しでも成長すること。」であると思っています。一歩でもいい、一ミリでもいい、昨日の自分よりも成長すること、その前向きな姿勢がジョジョの主人公ジョナサンのように勝利をつかむ足掛かりになるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回はジョジョの奇妙な冒険の悪役『ディオ・ブランド―』が主人公ジョナサンに負けた理由について語ってみました。

 

ジョジョの奇妙な冒険にはこのように、僕達が生きる上で学べることがたくさんあるマンガです。読んだことがない方はぜひ一度ご覧になってみてくださいね♪

 

それではまた!!